消したいしつこいシミ…その種類と原因、消す方法を解説!

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スキンケア

「こんなところにシミなんてあったかしら…」「ちゃんとスキンケアをしているのにシミがなかなか消えない…」と厄介なシミに頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。シミが目立つと視線も気になりますし、メイクしながらおっくうな気持ちになってしまうこともありますよね。
この記事では、そんな女性の敵「シミ」ができる原因とその解消方法について紹介していきたいと思います。まずは、なぜシミができていくのかという原因やシミを消す時に注意したいことなどを見ていきましょう。

シミはどうやってできる?その種類と原因をチェック!

いつの間にか増えていくシミ。消す方法を知るのであればそのメカニズムなどを理解しておく必要があります。
まずはシミの種類から。

シミの種類は6種類

「シミ」と一言にまとめられていますが、大きく分けると6つもの種類があります。

  1. 老人性色素斑
  2. 炎症性色素沈着
  3. 肝斑
  4. そばかす
  5. 脂漏性角化症
  6. 花弁状色素斑

こんなに種類があること自体、知らなかったという人も多いはずです。さらにこれらシミの原因もそれぞれ異なります。

シミの種類

原因

老人性色素斑

  • 紫外線
  • ストレス
  • ターンオーバーの乱れ
  • 加齢 など

炎症性色素沈着

  • ニキビ跡
  • 傷跡
  • 虫刺されあと など

肝斑

  • 紫外線
  • ホルモンバランスの乱れ など

そばかす

  • 遺伝
  • 紫外線 など

脂漏性角化症

  • 紫外線
  • 加齢 など

花弁状色素斑

  • 紫外線
  • 強度の日焼け など
1.老人性色素斑

シミといえば原因は紫外線やターンオーバーの乱れと思われがちですが、実はそれだけではありません。紫外線によるダメージやターンオーバーの乱れ、加齢によってできるシミを老人性色素斑と呼びます。薄っすらと灰緑色をしたようなあのシミのことです。

2.炎症性色素沈着

傷跡やニキビ跡、虫刺されなど皮膚トラブルが原因、またはそのお手入れの仕方が原因で残ってしまうシミのことです。若い頃にニキビに悩まされていた方が適切にお手入れができておらず(例えば無理矢理ニキビを潰すなど)あとになってしまうパターンですね。

3.肝斑(かんばん)

頬骨のいちばん出っ張っている部分にできるシミのことを言います。形状が肝臓のような形をしていることからこの名がつけられているようです。
特に30代を超えるとこのシミに悩まされる女性が増えます。紫外線の影響を最も受けやすく対策してもなかなか改善が見込めない厄介ものです。

4.そばかす

色白な方に発症しやすいそばかす。こどものころに発症するそばかすのほとんどが遺伝によるもので、思春期にそばかすが原因で思い悩む人も。
大人になってできるそばかすは遺伝よりも紫外線によるダメージなど外的な要因が強く頬だけでなく腕や肩、胸元などに出る人もいます。

5.脂漏性角化症

ほくろのようなふくらみのある形状が特徴の脂漏性角化症。放置しても健康上ほとんどと問題はありませんが、見た目やムダ毛処理の邪魔になることが多く除去を望む人が多くなっています。ポロポロとかさぶたのように落ちるものもあれば、しつこくお肌にひっつくケースもあります。

6.花弁状色素斑

強い日焼けのあとに残りやすいシミで、背中や肩に発症するケースが多くなっています。ひし形をしていることが多く、小さな濃いシミというよりは面積が広く薄いシミとして形成されます。

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消しやすいシミと消しにくいシミ

6種類のシミを紹介しました。この中には消しやすいものもあればそうでないものもあります。
シミ消しクリームを試したりサプリメントを飲んでみたりエステに通ったり、なかには美容整形でレーザー治療などを受けた方もいらっしゃることでしょう。
まずは、シミ消しとして最初の段階、シミ消しクリームを使って消えやすいシミとそうでないシミを分類していきたいと思います。

消しやすいシミ

消しにくいシミ

  • 老人性色素斑
  • 炎症性色素沈着
  • 肝斑
  • そばかす
  • 脂漏性角化症
  • 花弁状色素斑

 

老人性色素斑、炎症性色素沈着、肝斑は状態にもよりますが比較的消しやすいしみであると分類されます。一方、そばかすや脂漏性角化症、花弁状色素班に分類されるシミはクリームだけでは効果が得にくいでしょう。
では具体的に、消しやすいシミをどのようにして目立たないようにするのかについてまとめていきましょう。

消しやすいシミを消す2つの方法

まずは、消しやすいシミを消す方法から紹介します。
老人性色素斑、炎症性色素沈着、肝斑に悩んでいる人は参考にしてください。

方法1:シミ消しクリームの使用

シミ消しクリームは市販でも購入することができるお手軽アイテム。ただし、どのシミ消しクリームでも良いわけではありません。

  • 美白有効成分が配合されているもの
  • 抗炎症作用、抗酸化作用が期待できる成分が配合されているもの
  • 日々使いやすいもの

この3点を意識して、製品を選ぶようにしましょう。
例えば、美白成分で言えばビタミンC誘導体や、リノール酸Sといったものが美白有効成分として厚生労働省から認可を受けています。製品表示を見てみるのもいいですね。
できてしまったシミを消すには上記のような成分が入っているものや、紫外線対策効果があるものもおすすめです。

方法2:サプリメントの服用

体の内側からシミに対してアプローチしてあげることも大切です。

  • Lーシステイン
  • ビタミンC
  • βカロテン
  • エラグ酸
  • ビタミンE

上記の成分はシミ対策に特に有効です。すぐに効果が現れなかったとしても、日々努力を続けることで結果的にシミを消す・薄くすることにつながるはず。
また、「シミを予防する」という意味でも効果が期待できます。選ぶときは、天然成分で自分の続けやすい価格であることをポイントに購入してみてくださいね。

消しにくいシミを消す方法

シミ消し治療

「自分で何をしても効果が実感できない…でも諦めたくない!」
そばかす、脂漏性角化症、花弁状色素斑のようなシミ消しクリームでは効果が得られにくいシミを消したい場合、専門的な医療機関受診がオススメです。
美容皮膚科に行けば、シミを消すための処置を受けることができます。基本的には以下の2種類の方法で治療を行います。

  • 内服薬
  • 外用薬

専門的な意見を交えて対策をしていくことになりますので、自分ひとりでシミ対策をするより続けやすい、専門医に相談できる、効率が良いなどのメリットがあります。
また、ほかにもレーザー治療や、光治療などが行える美容皮膚科処置などもおすすめです。ですので、消えないシミに悩んでいるのであればまずは医療機関で専門医に相談してみましょう。

※美容皮膚科での施術は自由診療となりますので事前に料金などを詳しく調べることをおすすめします

全てのシミに共通するシミの対策方法3選

消しやすいシミ、消しにくいシミ、それぞれの対策についてまとめてきました。その両方に有効なシミ対策ついて3つ、まとめていきたいと思います。シミ予防、シミ対策の基本としてぜひチェックしてみてくださいね。

シミの対策方法1:紫外線対策

シミの大きな原因となる紫外線。シミ対策≒紫外線対策と言っても過言ではないくらい、紫外線はお肌の天敵です。
春から日焼け止めを塗り始める、夏時期の紫外線が強いときに日傘を差す、肌の露出を避けるなどは基本中の基本ですが、例えば外に出る際にサングラスをかける、曇の日や雨の日も日焼け止めを塗るようにするなど、意外と抜けがちな対策も徹底して行うようにしましょう。

シミの対策方法2:生活習慣の改善

シミ対策には生活習慣の改善も大切です。例えば睡眠時間が少ないとホルモンバランスが乱れ、お肌のターンオーバーの周期が鈍化してしまいます。
基本的なことですが食習慣ももちろん大事。お肌の栄養となるビタミン、ミネラルの摂取や紫外線と反応を起こし肌を痛める香草系の過剰摂取を避けるなど、地道な対策が必要です。

シミの対策方法3:肌を強くこすらない

洗顔のときやお風呂上がり、お肌をゴシゴシと強くこすってしまっていませんか?この摩擦が原因となり、お肌にシミができてしまうことももちろんあります。
化粧を落とす時も強くこすれば良いというわけではありません。自分に合う化粧落としを使い、やさしく丁寧にお肌をいたわることが大事です。

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まとめ

シミには大きく6つの種類があり、それぞれの原因、対策も異なります。それぞれのシミも段階を応じて対策方法が異なりますので、今のあなたのお肌の状態や生活習慣にあった対策法をぜひ探してみてくださいね。

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