ニキビやニキビ跡の赤みを消したい!赤みの原因や改善方法を紹介

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ニキビ

ニキビが赤みを帯びると、目立つだけではなく痛みも伴うのでとても憂鬱ですよね。赤ニキビが治ったと思うと、ニキビ跡も赤くなってしまいまた気になってしまうことも。
ニキビやニキビ跡の赤みを消すことはできるのでしょうか?できればメイクで隠したりごまかしたりするのではなく、根本的に素肌からきれいにしたいですよね。

今回は、ニキビやニキビ跡が赤みを帯びる原因や改善方法をご紹介します。

ニキビやニキビ跡の赤みの原因は?

ニキビやニキビ跡の赤みの原因は、それぞれ異なります。
赤みのあるニキビ、いわゆる赤ニキビは、過剰な皮脂分泌などでできたニキビが炎症を起こして赤みを帯びるのが原因です。そのため痛みを伴うことが多く、熱を持つときもあります。
ニキビは、炎症を起こしていない白ニキビから徐々に進行していくもの。白ニキビの段階で治ってしまえば問題ないのですが、アクネ菌が異常に増えてしまうと赤ニキビに進行します。
赤ニキビは肌表面だけでなく、皮膚内部の深いところまでダメージを受けているため跡として残りやすくなります。

赤ニキビを放置するとどうなる?

赤ニキビをそのままにしておくとアクネ菌を退治するために白血球が集まり、膿んでしまうと黄ニキビになります。黄ニキビになると、ニキビ跡がクレーターになってしまうことが多いです。
クレーターになってしまったニキビ跡の改善は難しいもの。できるだけ、赤ニキビの段階で治しておきましょう。

さらに、赤みのあるニキビ跡になってしまうことも珍しくありません。赤みを帯びるのは、毛細血管が拡張している・炎症の跡が皮膚内部で残っている・赤ニキビによって傷付いた周辺組織の修復を行うために細胞が活性化していることなどが原因です。

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ニキビの赤みを消す方法は?

ニキビの赤みは目立つため、早く消したいと考える方も多くいます。赤ニキビができてしまったときに行ってほしいのは、紫外線対策・化粧品の見直しです。

紫外線によるダメージを防ぐ

紫外線は炎症を引き起こす原因になります。紫外線を浴びると活性酸素が発生するため、赤ニキビの炎症を悪化させてしまうことも!
日焼け止めを使用して、紫外線から赤ニキビを守りましょう。

基礎化粧品を見直す

赤ニキビができているときは、普段の基礎化粧品も変えましょう。
まず、クレンジングはオイル系を使用しているなら赤ニキビが治るまでは止めてください。ジェルタイプ、もしくはミルクタイプといった刺激の少ないクレンジングを使用します。
基礎化粧品は「ノンコメドジェニック」と記載されている、ニキビができにくいものを選びましょう。
赤ニキビの炎症を抑えるために、抗炎症作用の効果があるものもおすすめです。抗炎症作用の代表的な成分は、ビタミンCやビタミンE、トラネキサム酸となっています。

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ニキビ跡の赤みを早く消したい!

ニキビ跡の赤みは、基本的に毛細血管の縮小・皮膚内部の炎症の鎮静・傷付いた周辺組織の修復が完了すれば自然と消えるものです。しかし、個人差や肌質などの問題もあり、どのくらいの期間でニキビ跡の赤みが消えるかは分かりません。
なるべく早めに赤みを消したいなら、ビタミンCやトラネキサム酸などの美白効果のある成分配合の化粧品を使いましょう。
さらに、食事やサプリメントでビタミンB6・ビタミンCといったニキビや美肌に効果が期待できる成分を摂取して、体の内側からもケアするのが大切です。
そして、睡眠中には成長ホルモンが分泌され、肌のターンオーバーが促進されます。新しい皮膚に生まれ変わることでニキビ跡も改善されるので、睡眠をきちんと取るように心がけてみましょう。

赤みのあるニキビに使える市販薬はある?

赤みを帯びたニキビは、毛穴で炎症を起こしている状態です。毛穴の中で細菌が大量に繁殖してしまうと、炎症がどんどん悪化してしまいます。つまり、炎症を抑え赤ニキビの症状を改善させるには、毛穴の中にある細菌を退治しなければなりません。
手軽に買える市販薬に、赤ニキビに有効なものはあるのでしょうか?

赤ニキビに効く市販薬はある!でも…

市販薬にも、炎症を抑える・細菌を退治するというニキビ薬は販売されています。しかし、有効成分の含有量が少ないことも多く、全ての赤ニキビに効果が出るとは限らないのです。特に、パンパンに腫れてしまっているような重症化した赤ニキビには、市販薬では効果が薄いでしょう。
さらに、細菌に働きかける抗菌薬も使用しないと症状が改善されません。抗菌薬は、市販薬で入手するのは難しく皮膚科で処方してもらうのが一般的です。

早めに皮膚科を受診するのが確実

気長に市販薬で治すという人もいますが、赤ニキビは皮膚の深い場所までダメージが浸透している可能性も高いです。このことが原因で、赤ニキビが治ってもニキビ跡として赤く皮膚に留まり続けてしまうこともあります。
赤ニキビを治すことよりも、ニキビ跡を改善する方が難しく時間がかかるので早めに治してしまうのが1番です。

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オロナインの効果は?

赤ニキビにオロナインを使用する人が多くいます。ニキビ改善の他にもあらゆる肌トラブルに使えるオロナインは、初期の赤ニキビには効果的です。オロナインに含まれているクロルヘキシジングルコン酸塩は殺菌作用があります。
軽度の赤ニキビであれば、クロルヘキシジングルコン酸塩によって殺菌効果が期待できるので試してみましょう。
炎症がひどくなってしまった重度の赤ニキビは、オロナインを塗ってもあまり効果は期待できません。むしろ、症状が悪化してしまうケースもあるので、皮膚科で薬を処方してもらいましょう。
オロナインを使用する際は、洗顔後の清潔な肌に朝・晩の2回塗布してください。擦って刺激を与えるのはNG!赤ニキビの中心部分に優しく塗りましょう。
しばらく続けても効果がなければ、皮膚科で相談してくださいね。

(参考:大塚製薬 オロナインH軟膏公式サイト

赤みのあるニキビを潰すと早く治るって本当?

赤ニキビを潰すと早く治ると聞き、自分で潰して膿を出す人がいます。結論から言うと、自分で赤ニキビを潰すのはNGです!

医師が治療方法として行う

確かに、皮膚科では「圧出療法」「面ぽう圧出」などと呼ばれる治療方法があります。専門の器具を使用して、毛穴に中に詰まった古い角質や皮脂、汚れ、産毛などを押し出す治療方法です。
専門的な知識と技術を持った医師であるからこそ、ニキビを悪化させることなく治療ができます。

自己流で行うのはNG!

皮膚や器具の消毒・滅菌など自宅で確実に行えるものではありません。
また、専門器具を使用するなら未だしも、手で潰す人もいます。手には、目に見えない雑菌が付いていることが多いです。潰した傷跡から雑菌が入ってしまうと、逆効果となってしまいます。
さらに、赤ニキビの炎症が皮膚の深いところまで進行していると、潰したことが原因でクレーター状のニキビ跡になってしまうケースも。クレーターになってしまうと、自分で改善させるのはとても大変です。
メリットよりもリスクの方が高いので、潰して治すのはやめましょうね。

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まとめ

ニキビやニキビ跡が赤くなってしまう原因は、炎症や毛細血管の拡大、組織の修復などが関わっています。ニキビが赤く炎症を起こしているときは、紫外線対策や化粧品を見直しましょう。
ニキビ跡は、自然と落ち着くものです。もし、早めに治したいなら化粧品の他に睡眠やサプリメントなどが大切になってきます。
ただし、早く治したいからと自分でニキビを潰すのは止めましょう。症状が悪化してしまう可能性が高いです。ニキビ跡も、クレーターになってしまうと治すのは難しくなるので無理はしないでください。
ニキビケアを続けても赤みが引かなかったり、悪化してしまったりした場合は、皮膚科で適切な治療を受けましょうね。

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