ニキビ肌にファンデーションを塗ってもいい?ポイントは油分と塗り方!

たとえニキビができたとしても、ノーメイクで出社するわけにはいきませんよね。また、久しぶりに会う友人とのランチや、遠距離恋愛中の彼氏とのデートにファンデーションなしで出掛けるなんて…。ニキビのせいでファンデーションを諦めなくてはいけないなんて、ニキビを恨んでしまいますよね。
そこで今回は、ニキビがある時のファンデーションの選び方をご紹介します。なんと、ニキビがあってもファンデーションを諦める必要はないのだとか⁉
ニキビ肌のファンデーションの選び方
ニキビがあると、ファンデーションを塗ってはいけないと思い込んでいる人も多いのではないでしょうか?しかし、実際はファンデーションによってニキビが悪化するとは考えにくいため、ニキビがあるからとファンデーションを諦める必要はないのです!
ただ、そうは言ってもどんなファンデーションを使ってもOKというわけではありません。成分や効果に注目して、ニキビ肌でも使えるファンデーションを選んでみましょう。
ミネラルが主成分のファンデーション
近年、ニキビ肌や敏感肌におすすめだと注目を集めている「ミネラルファンデーション」。ミネラルファンデーションとは、その名の通りミネラルを主成分としたアメリカ生まれのファンデーションです。ただし、ミネラルファンデーションだから安心というわけでもありません。
じつは、ミネラルファンデーションと表示されて市販されている商品の中には、さまざまな添加物が含まれたものが多くあります。なぜなら、日本ではミネラルファンデーションの表示に対する規制がないから。つまり、たった1%でもミネラルが含まれていればミネラルファンデーションと表示できるということです。
ミネラルファンデーションを購入する際は、配合成分数が10種類以下のものや、ミネラルが主成分になっているものを使用することをおすすめします。
敏感肌用orノンコメドジェニックテスト済み
「ノンコメドジェニックテスト」とは、コメド(ニキビ)の悪化や発生につながる可能性が考えられる成分をなるべく使用しないように作られた化粧品を指します。皮膚科に置いてあるニキビ用のスキンケア用品は、このノンコメドジェニックテスト済みのものがほとんどです。
ニキビがあってもファンデーションを使用してもよいと説明しましたが、刺激の強い化学物質(石油系合成界面活性剤・香料・防腐剤・シリコン・合成ポリマー、鉱物油)が配合されたファンデーションを使っていると、毛穴を詰まらせて新たなニキビを発生させる可能性もあります。
できれば敏感肌用かノンコメドジェニックテスト済みのファンデーションを選び、肌への負担を最小限に抑えましょう。
日本人向けに開発されたファンデーション
オシャレで高級感のある海外製品のコスメは人気ですが、日本人の肌には少々刺激が強い場合もあります。ニキビがある時は国産のファンデーションを選ぶか、どうしても海外製品を使用したい場合は日本人向けに開発されたものを選ぶようにしましょう。
おすすめは「パウダーファンデーション」
ニキビ肌で避けたいのは、油分が多いリキッドタイプやクリームタイプなどのファンデーションです。なぜなら、それらのファンデーションは油分で毛穴をふさいでしまい、ニキビを悪化させる可能性があるからです。
そこでおすすめなのが、油分の少ないパウダータイプのファンデーションです。パウダーファンデーションなら油分が少ないため、ニキビを悪化させたり、酸化した油脂によって肌に負担がかかったりするのを防げるでしょう。
ダブル洗顔不要のファンデーション
ニキビがある時は、石鹸でオフできるファンデーションがおすすめです。洗顔の摩擦は肌に負担がかかるため、ダブル洗顔が必要なファンデーションを使うと肌へのダメージが大きくなってしまいます。
肌への負担を減らすためにも、クレンジング不要で簡単に落とせるファンデーションを選びましょう。
UVカット効果のあるファンデーション
紫外線はニキビを悪化させる原因になるため、UVカット効果のあるファンデーションを選ぶことでメイクも紫外線対策もバッチリ!
ニキビに悩んでいる人の中には「ニキビ肌には何も塗らないことが1番」だと考えている人もいるかもしれませんが、紫外線対策を怠っているとニキビが悪化したり、新たなニキビが発生したりすることも…。ファンデーションを塗らない日は、日焼け止めクリームを塗って紫外線対策をしてくださいね。
ニキビ肌さん必見!ファンデーションの正しい塗り方
ニキビがある時のファンデーションの選び方をご紹介しましたが、じつはファンデーションの塗り方にもポイントがあります。
今できているニキビを悪化させないためにも、そして新たなニキビを発生させないためにも、ファンデーションの正しい塗り方を覚えましょう!
厚塗りはNG
ファンデーションを塗ってニキビを隠すのはOKですが、厚塗りは禁物です。とくに、ニキビに対して部分的に厚塗りすると、肌に負担がかかったり、かえってニキビが目立ったりすることもあるので注意しましょう。
低刺激のコンシーラーでカバー
ファンデーションを薄くのせただけでは、ニキビは隠れてくれないことがほとんどでしょう。そんなときは、肌への刺激が少ないコンシーラーを使って、こすらず肌になじませるように優しくカバーしてください。
清潔なパフやスポンジを使う
ファンデーションやコンシーラー選びを重視するあまり、パフやスポンジのお手入れを怠ってはいませんか? パフやスポンジはこまめに洗ったり、新品と取り替えたりと常に清潔なものを使用しましょう。
パフやスポンジは使ったら毎回洗うのがベストですが、難しい場合は面を使い分けて3~4日で洗うことを心掛けましょう。 パフやスポンジ専用の洗剤は100均でも販売されていますし、用意できない場合は食器用洗剤でもOKです。
注意点は、洗った後にしっかり乾燥させてから使うこと!生乾きのうちに使ってしまうと、かえって雑菌が繁殖してしまうので要注意です。
柔らかいブラシやパフを使う
ニキビの原因として考えられる要素は、皮脂・雑菌・刺激の3つだと言われています。ファンデーションを塗る時に摩擦を与えてしまうと、刺激となってニキビが悪化してしまうこともあります。
ニキビができている時は、普段使っているものより柔らかいブラシやパフを使って、肌を擦らないように優しく塗りましょう。
クレンジングはオイル?それともミルクタイプ?
ニキビ肌のために低刺激のファンデーションを選んだり、塗り方を工夫したりするのと同じくらい大事なのが「クレンジング」です。クレンジングには様々な種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあるので、メイクとの相性を考慮して選ぶ必要があります。
ここからは、クレンジングの種類別のメリット・デメリットを解説します!
オイルタイプ
オイルが主体の「オイルタイプ」のクレンジングは、落ちにくいメイクもしっかり落とし切ることができます。ウォータープルーフのメイク用品を使用した日や、しっかりメイクをした日はオイルクレンジングが最適でしょう。
ただし、オイルクレンジングは界面活性剤を多く含むので、時間をかけて洗うのはNGです。また、オイル特有のベタつきが残ることがあり、W洗顔が必要になるのもデメリットと言えるでしょう。
クリームタイプ
適度な油分を含み、比較的どんなメイクでも落とすことができる「クリームタイプ」のクレンジング。洗い流せるタイプと拭き取るタイプがあり、日によって選べるのが嬉しいポイントです。
ただし、クリームクレンジングはベタつきが残りがち…。W洗顔が必要なものが多いので、乾燥には要注意です。
ローションタイプ
油分をほとんど含まない「ローションタイプ」のクレンジングは、コットンに含ませて拭き取るので疲れている日はとても便利です。
ただし、拭き取るときに摩擦がかかるため肌にダメージを与えることがあります。必ず繊維の細かい上質なコットンを使い、肌を擦らないように優しく落としましょう。
ジェル・ミルクタイプ
「ジェル・ミルクタイプ」のクレンジングは、肌に優しいと人気を集めています。ナチュラルメイクで出掛けた日は、このタイプのクレンジングがおすすめです。
ただし、ジェル・ミルクタイプのクレンジングは水分を多く含むため、洗浄力は控えめです。また、メイク汚れとなじむまでに時間がかかるため肌を摩擦してしまう可能性も。落ちにくいメイクには不向きだといえるでしょう。
まとめ
鏡を見た時にニキビを見つけて「今日はファンデーションを諦めるしかないか…」と落胆していた人は、ぜひニキビ肌にも使えるファンデーションを用意しましょう。ニキビを悪化させないように上手く付き合い、メイクも楽しんでくださいね!