吹き出物の原因とは?主な原因3つと年齢・部位別の詳しい原因まで!

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ニキビ

思春期はニキビと呼ばれ、皮脂が毛穴に詰まって炎症を起こすことで発生する吹き出物。この大人ニキビとも呼ばれる吹き出物に悩まされるのは辛いですよね。では、なぜ大人になっても皮脂が毛穴に詰まって炎症を起こすのでしょうか?
そこで今回は、吹き出物の原因を徹底解説! 吹き出物に共通する原因から、年齢や部位によって異なる詳しい原因まで、分かりやすく解説します。

吹き出物に共通する主な原因3つ

吹き出物とは、皮脂が毛穴に詰まって炎症が生じた状態を言います。思春期ニキビも吹き出物も医学的には「尋常性ざ瘡」と呼ばれていますが、発生する原因に違いがあります。
思春期にできるニキビは、ホルモンバランスの乱れによって皮脂が過剰に分泌することで発生します。そのため皮脂の分泌量が多いTゾーンにできやすく、ホルモンバランスが整ってくると自然に落ち着いてくるとされます。
対して、吹き出物は以下の3つが主な原因だと言われています。思い当たる節がないか、さっそくチェックしてみましょう!

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ストレス

ストレスが溜まると、女性ホルモンの分泌が少なくなるため肌が乾燥します。それだけでなく、ストレスから自身を守ろうとして男性ホルモンが分泌されるようになり、その男性ホルモンが毛穴に作用して吹き出物を引き起こすのだとか。

ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスの乱れによって皮脂の分泌量が増えると、皮脂が毛穴に詰まってアクネ菌が増殖します。このように過剰に皮脂が分泌されると、毛穴が小さいあご周辺に吹き出物ができやすくなります。
ホルモンバランスが乱れる原因には、

  • 月経前
  • 無理なダイエット
  • 身体の冷え
  • 加齢
  • 睡眠不足

などが挙げられます。
ホルモンバランスの乱れは吹き出物を発生させるだけでなく、シミやそばかすといったあらゆる肌トラブルを引き起こしてしまうので要注意です。

生活習慣の乱れ

寝不足や不規則な生活といった生活習慣の乱れは、肌のターンオーバー(新陳代謝)の乱れを引き起こします。肌のターンオーバーの乱れは吹き出物・肌のくすみ・シミ・しわなどあらゆる肌トラブルを引き起こすので、睡眠をきちんと取ることが重要です。
また、食生活の乱れも吹き出物の原因になります。脂っこい食事やビタミン不足は肌の老化を進める可能性大! 肌に良い栄養素を積極的に摂り、バランスの取れた食事を心掛けましょう。

年齢や部位によって原因が異なる!?

吹き出物に共通する3つの主な原因を紹介しましたが、さらに掘り下げてみると年齢や吹き出物のできる部位によって原因が異なることが分かりました。現時点で吹き出物ができている人や、同じ部位にばかり吹き出物ができる人は、より詳しい原因をチェックしてみましょう!

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年齢

10代や20代の頃にできる吹き出物は、皮脂の分泌が多いおでこや鼻周りなどにできやすいと言われています。しかし、30代以降にできる吹き出物は乾燥しやすい頬やあご、口周りなどにできやすい傾向があります。
このように20代と30代では吹き出物の原因が異なるため、対処法も変える必要があります。乾燥した部位にばかり吹き出物ができる人は、保湿ケアや生活習慣を見直してみてください。

おでこ

皮脂の分泌が多いおでこは、Tゾーンの一部を含んでいることもあり吹き出物ができやすい部位です。おでこの吹き出物は前髪や整髪料による刺激や、洗顔やシャンプーの洗い残しが原因になっている場合が多いでしょう。
吹き出物を隠すために前髪をおろしている人も多いと思いますが、その刺激が吹き出物を悪化させる原因になっている可能性もあります。

皮脂が少ない頬にできる吹き出物は、糖分や脂肪分、アルコールの摂りすぎなどの原因が考えられます。糖分や脂肪分は胃腸に負担をかけ、アルコールの摂りすぎは肝機能を低下させてしまいます 。このような内臓の機能の低下によって、頬に吹き出物が発生してしまうのです。

あご

頬と同様に皮脂が少ないあごの吹き出物は、油っこい物を食べすぎると発生すると言われています。また、乳製品の摂りすぎが吹き出物を誘発するという説もあるので、揚げ物や乳製品を摂りすぎていないか振り返ってみましょう。

皮脂分泌量の多い鼻にできる吹き出物の大きな原因は、ホルモンバランスの乱れです。しかし、ホルモンバランスを整えるために睡眠や食生活を見直しても、なかなか治らないときもありますよね…。それは、間違ったケアが原因かもしれません!
鼻に吹き出物ができると目立つため、1日に何回も洗顔している人もいるでしょう。しかし、その過剰なケアがかえって刺激を生み、皮脂の分泌量をさらに増やしているのです。
鼻を清潔に保つことは大事ですが、かといって皮脂を洗い流しすぎないように注意しましょう。

フェイスライン

横を向いたときに目立つフェイスラインにできる吹き出物は、ホルモンバランスの乱れが原因になっている場合が多いでしょう。男性は思春期に、女性は成人になってからできやすく、女性の場合は月経前にできることが多いと言われています。

背中

意外と悩んでいる人が多い背中の吹き出物。背中は皮脂や汗の分泌が多いうえ、角質層が厚いので毛穴が詰まりやすい部位とされます。
シャンプーやリンスの洗い残しが原因になっていることもあるので、シャワーでしっかり洗い流すことを心掛けましょう。

吹き出物の原因となる食べ物

ストレスやホルモンバランスの乱れを対処するのは簡単ではありません。しかし、生活習慣の見直しであれば、誰でもすぐに取り組めますよね!
そこで、吹き出物の原因となる食べ物をまとめたので参考にしてみてくださいね。

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糖分

ケーキやチョコレートにたっぷり使用されている糖分は、血糖値を上昇させます。上昇した血糖値はインスリンによって下げられ正常値に保たれますが、それが続くとインスリンの機能が低下してしまいます。
インスリンの機能が低下し、血中に糖が過剰にある状態が続くと血管や肌が硬くなるため、吹き出物が発生します。また、インスリンは血糖値を下げるだけでなく、皮脂の分泌を活発にさせるため吹き出物ができやすくなるとも言われています。

アルコール

アルコールは肝機能に影響しますが、適量であれば問題なく分解できます。しかし、多量のアルコールは肝機能を低下させるため、分解が追いつかなかった毒素は体内に蓄積されます。この蓄積された毒素が吹き出物として肌に現れてしまうのです。
また、アルコールを分解するときに消費される体内のビタミンB群は、美肌作りに欠かせない成分だと知っていますか? そのため吹き出物を治すためにビタミンを摂取していても、アルコールの分解によって不足している可能性もあります。せっかく摂取したビタミンを無駄にしないためにも、アルコールはほどほどに。

油っこい食べ物

揚げ物のような油っこい食べ物は、皮脂の分泌量を増やすため吹き出物の原因になります。また、バターやマーガリンのような動物性脂質も皮脂の分泌を促します。

刺激の強い食べ物

キムチや担々麵、スパイスの効いたカレーといった刺激の強い食べ物を摂りすぎると、小腸が傷ついてしまうこともあります。その結果、消化吸収機能や代謝機能が低下して、肌にも悪影響を及ぼします。
ただし、発酵食品であるキムチは適度な量であれば、美肌作りや冷え性の予防にも効果を発揮します。適度な量は体質によって異なるので、極端に食べすぎないように注意してくださいね!

まとめ

吹き出物の原因は1つではないため、自己流で治すのは簡単なことではありません。間違ったケアによって悪化したり、ひどいニキビ跡になったりすることもあるので、なかなか治らない場合は専門医に診てもらうことをおすすめします。

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