スキンケアにおすすめのオイルとは?種類や選び方から使う順番まで

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スキンケア

化粧水や乳液とあわせて、最近ではスキンケアに美容オイルを使う人も増えています。しかし、種類が豊富な美容オイルから自身のスキンケアに最適なアイテムを選ぶのは、至難の業ですよね…。
そこで今回は、スキンケアにおすすめの美容オイルの種類や選び方から、使う順番や使用する際の注意点まで詳しく解説します。まだ美容オイルを試したことのない人も、買い替えを検討している人もぜひチェックしてみましょう!

スキンケアにおすすめのオイルの種類

一口に美容オイルといっても、スキンケアやマッサージに適したオイルから、ヘアケアに適したオイルまでさまざまな種類があります。さらに、スキンケアに適した美容オイルの中でも肌質によっておすすめのオイルは変わってきます。
ここからは、一般的にスキンケアによく使われている美容オイルをみていきましょう。

ホホバオイル

スキンケアにおすすめの美容オイルの中でも、肌質を選ばず誰でも使いやすいのが「ホホバオイル」です。ホホバオイルは人の皮脂膜と構造が似ており、脂性肌でも乾燥肌でも適切な量の皮脂が出るように調節してくれる優れものです。
また、酸化しにくいため嫌な臭い悩まされることなく、長期保存が可能な点も嬉しいポイントです。ドラッグストアやネット通販で手軽に手に入るので、スキンケアオイル初心者はホホバオイルから試してみるといいでしょう。

アルガンオイル

古くからモロッコで利用されてきた「アルガンオイル」は、アンチエイジングの効果に期待できるスキンケアオイルです。ビタミンEをはじめ、ビタミンやポリフェノールといった抗酸化物質が豊富に含まれ、顔はもちろん身体や髪にも使えるオイルです。
価格はホホバオイルよりは高いものの、少量であれば1,000円代から販売されています。まずは少量の商品を試してみて、肌トラブルが起こらないようであればコスパの良い商品を選んでみては?

椿油(カメリアオイル)

ヘアケア用のオイルとして有名な「椿油(カメリアオイル)」は、じつは肌にも優しく馴染んでくれる優れもの。オレイン酸を主成分としており、抗菌作用があるサポニンを含んでいるのでニキビにも効果が期待できます。
椿油の特徴は、油でありながらサラサラしていることです。これは、椿オイルが不乾性油であるためなのだとか。

ココナッツオイル

料理にも使える「ココナッツオイル」は顔のスキンケアだけでなく、身体、髪にも使えます。常温では固体なので、手の平で温めてから肌にオン。ココナッツの甘い香りが広がって、保湿だけでなくリラックスもできるでしょう。
ココナッツオイルの注成分は、人の母乳にも含まれているラウリン酸という物質です。ラウリン酸は高い抗菌作用があり、ニキビや吹き出物などの肌トラブルに効果が期待できます。

マカダミアナッツオイル

無臭のスキンケアオイルを探している人には「マカデミアナッツオイル」がおすすめです。その名の通りマカデミアナッツから摂れるマカデミアナッツオイルは、香りが無くサラッとしているのでベタつきが苦手な人でもストレスなく使えるはずです。

ヘーゼルナッツオイル(ハシバミ油)

肌の老化が気になる人におすすめのスキンケアオイルは、肌のハリに効果が期待できる「ヘーゼルナッツオイル(ハシバミ油)」です。パルミトレイン酸を多く含むヘーゼルナッツオイルは、マッサージに使われることも多く、かすかにナッツの香ばしい匂いがするのが特徴です。

アーモンドオイル

サラッとした「アーモンドオイル」は、化粧品の材料としてもよく使用されています。ビタミンB類・ミネラル・オレイン酸・リノール酸がたっぷり含まれているため、皮膚を柔らかくしてくれる効果があります。
さらに、アーモンドオイルには日焼けやニキビなどの炎症を緩和し、改善させる効果も期待できるほか、メラニン細胞を作るメラノサイトを抑制する働きがあるため美白効果もあるのだとか!

ローズヒップオイル

ビタミンCが豊富に含まれている「ローズヒップオイル」は、乾燥肌の人におすすめのスキンケアオイルです。肌に弾力を与え、シミやシワを防いでくれるのでアンチエイジングに期待できます。また、必須脂肪酸・リコピン・βカロテン・ビタミンEなども豊富で、色白の肌に導いてくれます。
しかし、ローズヒップオイルは酸化しやすいため、少量の商品を購入した方がいいでしょう。

オリーブオイル

食用として知られている「オリーブオイル」は、じつはスキンケアにも最適だと知っていますか? オリーブオイルには、美肌に効果的なビタミンA・ビタミンE・ポリフェノール・スクワラン・葉緑素などが豊富に含まれており、抗炎症作用まであるのだとか。
しかし、食用のオリーブオイルは肌に刺激が強い場合があるので要注意。スキンケア用のオリーブオイルを使用してくださいね。

セサミオイル(ごま油)

食用のごま油は焙煎していますが、スキンケア用の「セサミオイル(ごま油)」は焙煎していないので無色透明です。抗酸化作用の高いセサモールを含んでいるため酸化しにくく、ごま油特有の香ばしい匂いもしません。

イブニングプリムローズオイル(月見草油)

単体で使うというよりは、ほかのスキンケアオイルに混ぜて使われることの多い「イブニングプリムローズ油(月見草油)」。月見草の種から摂れるオイルで、高い保湿効果が期待できます。
しかし、イブニングプリムローズ油はかなり酸化しやすいためご注意を。できるだけ少量の商品を購入しましょう。

ウィートジャームオイル(小麦胚芽油)

ビタミンEを大量に含む「ウィートジャームオイル(小麦胚芽油)」。こちらも単体で使うのではなく、ほかのスキンケアオイルに混ぜて使われることが多いです。スキンケアやマッサージにおすすめですが、小麦の香りが強いため量に注意してください。
また、小麦アレルギーの人はパッチテストが必要です。肌に合わなかった場合は、速やかに使用を中断しましょう。

グレープシードオイル

サラッとした「グレープシードオイル」は、ビタミンEやポリフェノールといったアンチエイジング成分が豊富なスキンケアオイルです。シミ予防にも期待でき、敏感肌の人でも使いやすいといわれています。

アプリコットカーネルオイル(あんず油・杏仁油)

乾燥対策に効果的な「アプリコットカーネルオイル(あんず油・杏仁油)」は、髪のパサつきやボリュームを抑えてまとまりのある髪へと導くこともできます。中国では古くから使われてきたオイルで、ほかのスキンケアオイルに比べるとやや高価です。
アプリコットカーネルオイルを使ってマッサージをすると、シミやイボに効くといわれているのは有名ですよね。それは、アプリコットカーネルオイルに含まれるオレイン酸が肌のターンオーバーを促すからなのだとか!

スキンケアオイルの選び方

スキンケアに使う美容オイルを選ぶ際は、オイルの効果や含まれている成分に注目しましょう。それでは、求める効果別に選ぶべき美容オイルをまとめてみます。

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アンチエイジング・美白・UV対策には

アンチエイジングや美白、日焼けに対する効果を求めているなら、抗酸化物質が豊富に含まれているアルガンオイルやアーモンドオイルがおすすめです。
ただし、純度100%のピュアオイルではなく不純物が入っている美容オイルを日中に使用してしまうと、油焼けを起こして色素沈着してしまうことも…。そうなると、せっかくスキンケアの特別ケアとしてオイルを用いていても逆効果になってしまいます。スキンケアオイルを選ぶ際は、少々値が張っても純度100%のピュアオイルを選んだ方がいいでしょう。

マッサージにも使いたいなら

マッサージに使いたいなら、ホホバオイルがおすすめです。伸びがよく、アロマを配合できるのでお好みの香りに包まれながらマッサージできますよ。

ヘアケアにも使いたいなら

スキンケア用としてだけでなく、ヘアケアにも使いたいなら椿油やココナッツオイルがおすすめです。とくに甘い香りが苦手でない人は、ニキビや吹き出物などの肌トラブルにも効果的なココナッツオイルを試してみるといいでしょう。

スキンケアに美容オイルを使う順番は?

基本的に、美容オイルの順番はスキンケアの最後だと覚えておきましょう。オイルをスキンケアの最後に使うことで、それまで経たステップで取り込んだ水分にフタをすることができます。オイルが薄い膜を作るので、化粧水や乳液の蒸発を防ぐ働きをしてくれます。
ただし、スキンケアオイルは必ずしもスキンケアの仕上げに使わなければいけないことはありません。例えば、化粧水の前のブースターと使うことで化粧水の浸透力を高めたり、化粧水と乳液の間の美容液として使うことで弾力のある肌触りを手に入れられたりします。
このように、順番を変えても使える便利な美容オイルは、スキンケアをより効果的にしてくれるでしょう。あなたがどんな効果を求めているかによって、順番を変えて使用してみてくださいね!

オイルだけのスキンケアは禁物!

見た目からして保湿効果の高そうな美容オイルですが、オイルだけでスキンケアを終えてしまうのはNGです。じつは、オイルだけでは保湿が不十分な状態となっており、乾燥が悪化してしまうのです…。
オイルを塗ると確かに肌がしっとりしますが、それは一時的に保湿しているに過ぎません。乾燥肌を改善したいなら、化粧水や乳液などで肌に水分を浸透させる必要があります。なかにはオイルだけで美肌を保っている人もいますが、それは元々水分量の多い肌質をしている可能性が高く、水分量の低い肌質の人が真似するとシワが増えてしまうことも。
美容オイルは、あくまでもスキンケアのメインではなく補助の役割を果たすものだと理解して、化粧水や乳液などのスキンケア用品とセット使いしましょう。

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まとめ

正しく使えば、保湿効果だけではなくアンチエイジングや美白、ニキビケアにも役立つ美容オイル。普段のスキンケアに物足りなさを感じている人は、ぜひオイルをプラスしてみて!

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