肌と保湿の切り離せない関係性!美肌を作るには正しい保湿が大切

きれいな肌を作るには、保湿が1番大切と言っても過言ではありません。
ネットや雑誌、テレビ番組でもしつこいくらいそれを見聞きしてきたはずなのに、どうしても面倒になってしまったり、べたつきが気になったりという理由から保湿が足りていない人がとても多いです。
今回は、一度基本に戻り保湿の重要性や効果的な方法などをお伝えします。
なぜ肌には保湿が必要なの?
肌に保湿が大切な理由は、肌状態をいつもベストに保つためです。365日、肌トラブルのない素肌をキープするには保湿が切り離せません。保湿によって得られる美容効果を見てみましょう。
- ターンオーバーを整える
- 毛穴を目立たなくさせる
- ハリを与えたるみやシワを改善に導く
- 大人ニキビを改善に導く、予防する
- 皮脂と水分のバランスを整える
- 美白効果を高める
このように、肌の保湿をすると上記のような美容効果が得られます。
特に、肌の生まれかわりのサイクルであるターンオーバーは年齢を重ねるごとに乱れやすくなり、乾燥・くすみ・シミ・毛穴トラブルなどを引き起こす原因になることが多いです。ターンオーバーの周期が遅いと古い角質が剥がれ落ちないまま蓄積され、ゴワゴワしたり毛穴に汚れが詰まったりといった肌トラブルが出やすくなります。
逆に、ターンオーバーの周期が早すぎると肌に水分を保持できず乾燥・赤みなどの肌荒れを起こしやすくなるので注意しなければなりません。
ターンオーバーに必要なのは血流を良くすることと保湿です。この2つを兼ね備えていると、古い角質が剥がれ落ちやすくなるので新しい皮膚に生まれ変わりやすくなります。
上記に挙げた乾燥・くすみ・シミ・毛穴トラブルなどの原因の1つは、ターンオーバーの乱れによるものです。つまり、保湿を十分にして肌のターンオーバーが整えば、あらゆる肌トラブルが改善へと導かれるのです。
また、ターンオーバーが整えば美白成分が浸透しやすくなる・くすみやシミなどを目立たなくさせる効果が期待できることから、美白に力を入れたい場合も保湿が基本となります。
肌がしっかりと潤う保湿方法を見直そう
保湿によって得られる美容効果は、きちんと肌が潤いを得なければ実感できないので基本の保湿方法を見直しましょう。
肌の保湿に必要な最低限のものは、化粧水と乳液の2つです。どちらか1つでは、肌の保湿が完璧だとは言えず、気がつかないうちに乾燥していることも多いので気をつけてください。肌に水分を与える化粧水と、水分の蒸発を防ぐために油分で蓋をする乳液はワンセットであることが保湿の基本です。
それでは具体的な肌の保湿手順を見てみましょう。
- メイク汚れを落とすためのクレンジング
- 肌の汚れを落とすための洗顔
- 38度までのぬるま湯、もしくは水で泡をしっかりとすすぐ
- タオルで押さえるように水分を取る
- すぐに化粧水を付ける
- 化粧水がしっかりと馴染んだら乳液を付ける
上記の流れが基本の保湿方法なので、きちんとできているか確認してみてくださいね。
洗顔は保湿の基本!
意外と、クレンジング・洗顔から手を抜いている人が少なくありません。クレンジングのみで洗顔料を使用していない人は、その後の化粧水が肌に浸透しにくくなっているので保湿効果が半減している状態です。
クレンジングは油分であるメイク汚れを落とすものであって、素肌に残っている皮脂汚れやほこりなどは落とし切れません。皮脂汚れなどが素肌に残っていると、化粧水の浸透を邪魔されてしまうので、手間に感じてもきちんと洗顔料を使用して洗いましょう。
肌の保湿力を高める化粧水の使い方は?
化粧水は、1回分の使用量が少ない人も多くいるので、まずは基本の使用方法を見直しましょう。
まず、規定量はボトルなどに記載されているので最低でもその量は守るようにしてください。通常の化粧水ボトルで2カ月以上使い切れずに残っている場合は、1回あたりの使用量が少ないので意識して増やすようにしましょう。
手でつける場合は、手のひらのくぼみくらいの量を目安にしてください。1回目は顔全体、2回目は首とデコルテにつけると洋服などから見えている部分の保湿が十分にできます。
コットンでつける場合は、2枚重ねにしてヒタヒタになる程度までは化粧水をつけましょう。コットンに乾いている部分がある状態はNGです。
化粧水のつけ方は、手とコットンいずれの場合も叩かず抑えるようにして肌につけます。手で馴染ませるときは、顔全体を包み込むようにハンドプレスしましょう。コットンの場合も強く擦ったり勢いよくパッティングしたりせず、優しく抑えるようにすると肌への刺激も少なくなるので意識してくださいね。
また、化粧水の金額を気にして使用量を減らしてしまう人もいますがそれではやはり化粧水本来の効果が半減してしまいます。金額よりも規定量を守ることが保湿には大切なので、1~2カ月ペースで購入しても金銭的負担がないものを選び規定量を守って使用しましょう。
肌の保湿力を高める乳液の使い方は?
化粧水をしっかりと浸透させてから、最後に乳液を馴染ませて蓋をします。ここを省くと、馴染ませた化粧水が蒸発してしまうので忘れないようにしましょう。乳液の量は1円玉から10円玉を目安にすれば充分です。
中には「脂性肌だから」と乳液を省く人もいますが、逆効果になってしまう可能性が高いので注意してください。乳液を省かれた肌は乾燥していき、肌は潤いを与えるためにたくさんの皮脂を分泌させてしまうからです。これにより、ニキビやべたつきは悪化する一方となってしまいます。
さらに、乳液はアルカリ性に傾いた肌を弱酸性に戻す効果もあり、肌状態を健康に保つ役割も担っているのです。どうしても使用感が苦手な人は、さっぱりタイプの乳液を試してみましょう。また、30代以降で乾燥が気になる人は乳液ではなく油分がさらに多く含まれているクリームを使用すると保湿効果も満足できますよ。
美容液を使用するタイミングは?
美白美容液などを使用するときは、化粧水の直後が正しいタイミングです。乳液で蓋をされてしまった状態で美容液を馴染ませても弾かれてしまうので浸透しません。
しかし、化粧品メーカーなどによっては基礎化粧品の使用順が異なるケースも珍しくなく、乳液や美容液を最初に使用するお手入れの場合もあるので確認しておきましょう。
保湿の王道!ローションパックの効果的なやり方
肌の保湿ケアとしてコットンを使用したローションパックや市販のシートマスクを行っている人は多いですね。これらは、正しく行わなければ保湿効果が半減してしまうので見直しましょう。
下記が基本的なローションパックのやり方です。
- 化粧水を肌全体に馴染ませる
- コットンやシートマスクに化粧水を浸みこませる
- 肌全体に張り付ける
- 最後は乳液で仕上げる
1番重要なのは、ローションパックの放置時間です。コットンやシートが乾くまで放置すると逆に肌から水分が蒸発してしまうのでやめましょう。また、市販のシートマスクは目安時間が記載されているので最初に確認してくださいね。
室内温度や湿度などから目安時間まで放置すると乾いてしまうこともあるので、臨機応変に対応しましょう。
コットンパックは5分以内、市販のシートマスクは10分以内を目安にすると乾く前に剥がせます。ローションパックの上からラップを呼吸ができるように鼻と口は避けて乗せると浸透力がアップするだけでなく、乾燥を防ぐことができるので試してみてくださいね。
ちなみに、化粧水を使ったローションマスクは毎日行っても問題ないですが、美容液マスクは栄養を与えすぎになり肌荒れの原因になりかねないので週1~2回程度がベストです。
肌の保湿効果が高い美容成分が含まれている基礎化粧品を選ぼう
肌の保湿効果を高めるには、下記のような美容成分が含まれているものを選ぶようにしましょう。
- セラミド
- コラーゲン
- ヒアルロン酸
- エラスチン
- 天然保湿因子(NMF)
- グリセリン
- ミネラルオイル
これらは全て保湿効果の高い美容成分です。特に注目したいのはセラミドです。
保湿成分で重要なのはセラミド
肌表面の角質層には、肌の水分を保持する役割がある細胞間脂質という部分があります。この細胞間脂質の半分を占めている成分がセラミドです。水分を蓄えて肌を保湿する細胞間脂質にあるセラミドの量が少ないと潤いが失われ肌が乾燥してしまいます。
細胞間脂質は、肌の細胞たちをレンガのようにつなぎ合わせる役割もあり、外部の刺激から肌を保護してくれるものです。細胞間脂質が減ると、細胞がバラバラになり乾燥や肌トラブルを引き起こす原因になるのでセラミドの減少は阻止したいところ。
実は、外から補うだけではなくターンオーバーによって体内からもセラミドは作られると言われています。ターンオーバーを促進するように、保湿や紫外線対策をするなどしてセラミドの量を増やすことも大切。セラミド配合の化粧品で保湿ケアをすると、ターンオーバーの促進にも繋がるので効率の良いスキンケアが行えるのでおすすめです。
まとめ
肌状態は、保湿で良くも悪くも変化をするので基本に戻ってしっかりと行ってみましょう。化粧水や乳液の量が知らない間に足りていないことや、ローションパックの放置のし過ぎなど1度見直してみることも大切です。
肌の悩みは保湿で改善されることも少なくないので、なんとなく肌状態が良くないと感じたときは念入りにスキンケアを行って様子を見てくださいね。