覚えることはたったの3つ!スキンケアの基本を押さえてメンズも美肌に

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スキンケア

男性にも求められる「清潔感」。その清潔感を演出する大きな要素のひとつが肌です。女性と比較すると皮脂が多いこともあり、ひっそりと肌悩みを抱えている男性も多いのではないでしょうか。

そこで、スキンケアを始めてみましょう。最近では、スキンケアをきちんとしている男性も珍しくないんですよ。
「今まで洗顔くらいしかしたことがないし、スキンケアと言われても何をどう選んでどういう手順でしたらいいかわからない」。そんな方も多いはず。安心してください、この記事で紹介するたった3つのポイント押さえるだけで適切なケアができるようになり、きっと美しい肌が手に入るはずです。
その3つの基礎とは

  • スキンケア商品の役割を知る
  • スキンケア商品の選び方を知る
  • スキンケアの手順を知る

たったこれだけです。
きれいな肌になりたい男性はもちろん、彼氏さん、ご主人など、身の回りの男性にスキンケアを始めて欲しいと思っている女性にもおすすめの内容です。それでは早速内容に入っていきましょう!

メンズスキンケア商品の基礎は「洗顔料」「化粧水」「乳液」の3つ

スキンケアを始める上で必ず知っておかないといけないこと、それが化粧水や乳液、クリームなどの役割です。これを知らずに闇雲にケアをしてしまうと、お肌がきれいになるどころか逆に荒れてしまうこともあります。
正しい知識を身につけてスキンケアを始めましょう。

洗顔が持つ2つの割合

洗顔だけはしている、というメンズも多いはず。洗顔の役割はもちろん肌の汚れを落とし清潔に保つことですが、それ以外にも「化粧水や乳液の浸透を促す」という大きな役割を持っています。

洗顔の役割
皮膚についた汚れや皮脂を落とし、肌表面を清潔に保つ
保肌を清潔な状態に導き、化粧水や乳液の浸透を促す

肌が荒れやすい人やニキビなどに悩んでいる人の中には、肌を清潔にするために1日3回以上洗顔をしているという方もいますが、これはNG。洗顔をしすぎると、肌表面を守るために必要な皮脂まで落としてしまい、結果乾燥肌になってしまったり逆に過剰に皮脂が分泌されるオイリー肌になってしまったりします。
洗顔の最適な回数は1日2回。朝起きてからと夜の入浴時、このタイミングが最適です。
朝、洗顔を行う理由は、寝ている間に分泌された皮脂やお肌についたホコリ・汚れを落とすためです。夜入浴時の洗顔は、一日の活動によりついた皮脂や汚れを落とすため。それぞれ洗顔の役割を知っていると習慣化しやすくなりますので、ぜひ覚えてくださいね。

洗顔料を選ぶポイントは2つ

汚れを落とし、化粧水と乳液の浸透を高める。洗顔の基本を押さえた次は実際の「メンズ向け洗顔料の選び方」について学んでいきましょう。
押さえるべきポイントはたったの2つですのでそんなに難しいことはありません。

ポイント1:適切な洗浄力を持つ洗顔料を選ぼう

あなたは「界面活性剤」という言葉を聞いたことがありますか?石鹸や洗浄用の製品に含まれている、まさに汚れを落とす原理そのものです。肌についてしまった汚れや皮脂にこの界面活性剤が吸着し、それを水で洗い流すことで皮膚をきれいにすることができます。
界面活性剤にも洗浄力が強力なものとそうでないものがあります。ここではほどよい洗浄力を持つ洗顔料の選び方を紹介していきたいと思います。洗浄力の強いものは皮膚を守るために必要な皮脂まで落としてしまうことがあるからです。
おすすめの界面活性剤は、以下の2つ。

  • ココイルグルタミン酸Na
  • ココアンホ酢酸Na

洗顔料を選ぶ際、商品背面にある製品表示をチェックしましょう。上記の成分が配合されているものは洗顔力がほどよく、余分な皮脂や汚れのみを落としてくれやすいものとなっています。
逆に洗浄力が強すぎる界面活性剤はこちら。

  • ラウレス硫酸Na
  • ラウリル硫酸Na

上記2つが記載されている洗顔料には注意。洗浄力が高いという特徴がありますが、洗浄力が高すぎるがゆえに肌にダメージを与えてしまう可能性があります。

ポイント2:化学添加物が少ないものを選ぼう

洗顔料には多くの化学添加物が含まれています。下記添加物が少ないものを選ぶと肌への刺激も少なく適切にお肌を洗浄することができますよ。

  • 香料

    名前の通り商品に香り付けをするものです。洗顔の目的は汚れを落とす・化粧水、乳液の浸透を促すの2点。香りがいいと気分は良くなりますがお肌にはあまりおすすめできません。

  • 着色料

    多くの洗顔料に含まれている着色料。洗顔の役割を考えればこれも不要な成分であることがおわかりいただけるかと思います。肌に刺激を与える物が多く、こちらもおすすめできません。

  • アルコール

    「洗顔になぜアルコールが?」と思う方もいらっしゃるでしょう。アルコールは特定の成分同士を結合させる目的で配合されています。肌の乾燥の原因となります。

  • パラペン

    あまり馴染みのない成分。洗顔料の防腐剤と覚えていただけるといいかもしれません。刺激性が高く、肌荒れの原因になることがあります。

これら成分は価格帯として300円〜600円ほどの比較的安価な洗顔料に含まれていることが多くあります。購入する目安として、700〜1,200円ほどのものを選ぶと配合されている成分もオーガニック寄りなものが多くなり、より効率的に洗顔を行うことができます。

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化粧水が持つ1つの役割

商品にもよりますが、多くが無色透明なサラサラとした液体です。化粧水と聞くと女性的なイメージが強く、使ったことがない、使うのをためらってしまう男性もいるかもしれません。
しかしこの化粧水、肌を保湿するという、美肌を手に入れるためには必須の役割を持っています。

化粧水の役割
肌に潤いを与え保湿する

化粧水を選ぶポイントは2つ

保湿に欠かせない化粧水を選ぶポイントは、下記の2つです。

ポイント1:高保湿の製品を選ぶ

肌に潤いを与えるために重要なのが保湿力。この保湿力は、含まれている成分に大きく左右されます。以下に掲げる3つの成分は高保湿な成分として著名なものです。保湿力が高い順番に並べていますのでぜひ参考にしてくださいね。

  • セラミド

    「肌の必須成分」とも呼ばれる保湿力の王様。角層のなかに存在し、肌細胞同士と水分をつなぎとめるクッションのような役割を果たしています。人間の肌からも生成される成分です。余談ですが、海で生命が誕生し、陸に上がる際にこのセラミドが生成されるようになったと言われています。

  • コラーゲン

    肌にハリと弾力を与えるコラーゲン。美容成分としても有名です。53kgの女性の体内には3kgものコラーゲンがあるとされており、もちろんその成分は美肌になりたいメンズにもおすすめ。

  • ヒアルロン酸

    ヒアルロン酸ももともと人間の体の中に存在する成分です。加齢やストレスの影響を受けやすく、年を重ねるごとに減少します。保湿力と保湿保持力(潤いをキープする力)が高いのが特徴です。

上記3つの成分が入っている化粧水やこのいずれかが入っているものを選ぶといいでしょう。

乳液が持つ2つの役割

クリームタイプの乳液。お風呂上がりの終盤に女性がお肌に塗っているものが乳液です。化粧品にもよりますが乳白色のものが多くなっています。
乳液が保つ役割は化粧水で保湿した潤いにフタをするというもの。保湿成分を定着させると覚えてもいいかもしれません。

乳液の役割
肌に浸透させた保湿成分にフタをする
保湿成分を角質内に定着させる

乳液を選ぶポイントは化粧水同様、保湿成分を参考にします。「セラミド」「コラーゲン」「ヒアルロン酸」等が含まれている商品を選ぶようにしましょう。
また、アミノ酸が配合されているものも肌を若々しくみずみずしくしてくれる作用がありますのでおすすめです。

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基本的なメンズスキンケアの手順は「洗顔→化粧水→乳液」

ここまでで洗顔、化粧水、乳液の役割とその選び方を見てきました。ここではその手順について学んでいきましょう。

スキンケアの手順は、洗顔 → 化粧水 → 乳液の順が鉄則です。
それぞれの役割でも紹介している通り、化粧品には役割があります。手順を誤ると化粧品が持つ役割を充分に発揮することができませんので、必ずこの手順でスキンケアを行うようにしましょう。

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まとめ

男性がスキンケアを始めるにあたって覚えておきたい「スキンケア商品の役割」「その選び方」「スキンケアの手順」、理解いただけましたでしょうか。正しい知識を持って質の良い化粧品を選び、正しい手順でスキンケアを行うことで、きっと清潔で美しい肌になれるはずです。
「スキンケアは一日にしてならず」。根気よく、あなたにあったスキンケアを続けてみてくださいね。

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