ニキビ跡はレーザーできれいにしよう!ニキビ跡の原因やレーザーの効果を紹介

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ニキビ

ニキビ跡が消えずに悩んでいる人は多いもの。1個や2個あるだけでも気になるニキビ跡が、顔の広い範囲に残っている人もいます。頬やおでこなどに残るたくさんのニキビ跡…コンプレックスに感じてしまいますよね。特にスキンケアだけでは改善が難しい、クレーター状のニキビ跡は悩みの種。

そんな治りにくいニキビ跡に有効なのがレーザー治療。軽度のニキビ跡なら、レーザー治療が高い効果を発揮するのでおすすめです。

ニキビ跡ができる原因は?

ニキビ跡ができる原因は大きく分けて4つあります。

原因1:炎症

多く見られるのが、炎症を起こしたまま放置してできるニキビ跡。炎症を起こしたニキビは、色素沈着や赤みが残りやすいためです。
そして皮膚の深いところで炎症のダメージを受けることにより、凸凹したクレーター状のニキビ跡ができてしまいます。ニキビ跡の中でも、スキンケアだけで改善させるのは難しいのがこのタイプです。
また、ニキビの炎症が同じところにできたときも要注意。肌内部の皮膚組織がダメージを受けるとニキビ跡になってしまいます。

原因2:手で潰す

ニキビを故意的に潰してしまう行為もニキビ跡の原因です。雑菌がニキビを潰したときに入り込むと炎症が悪化してしまいます。さらに、ニキビを潰すと周りのきれいな皮膚も一緒に傷付けてしまうことも。そこからニキビの炎症が広がってしまうことも多いので注意しましょう。

原因3:毛細血管の拡大

目に付きやすい赤いニキビ跡は、毛細血管が透けて見えている状態です。
毛穴の中でアクネ菌が増殖しているとニキビは悪化しますが、免疫細胞が増えたアクネ菌を減らそうとしたときに、ニキビ周辺の毛細血管が大きくなります。また毛細血管が密集する動きもあり、これらの原因により赤いニキビ跡が発生するのです。

原因4:質の悪い睡眠

あまり眠れないなど、質の悪い睡眠が続くとニキビができやすく、そのままニキビ跡になるケースが多くあります。
睡眠中は成長ホルモンが多く分泌され、骨や筋肉を作ったり傷ついた組織を修復したりしています。肌も例外ではなく、皮膚の生まれ変わりサイクルであるターンオーバーを行うために新陳代謝を繰り返しています。
成長ホルモンは就寝後約90分~3時間のあいだに最も分泌されるため、眠りが浅いなど熟睡できていない場合分泌量が減ってしまいます。そうすると肌のターンオーバーが遅れがちになり、ホルモンバランスも乱れやすくなるためニキビはどんどん悪化してしまいます。

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他にも、日焼けもニキビ跡が残る原因です。ニキビが落ち着くまでは紫外線にも気を付けましょう。

ニキビ跡はレーザー治療で解決しよう

ニキビ跡は、スキンケアだけで全てきれいにするには限界があります。そこで注目してもらいたいのが、レーザー治療でニキビ跡を改善させる方法です。レーザーは、ニキビ跡治療の他にも様々な場面で活躍しています。
レーザー治療できる症状は、下記のようなものです。

  • ニキビ跡
  • 毛穴の開き
  • 目の周りの小じわ
  • 傷跡
  • 妊娠線

近年、ニキビ跡治療に多く使われるようになった「フラクショナルレーザー」。ニキビ跡の50~75%で効果が見られたことから注目されています。大きな副作用もないので、初めてレーザー治療を検討している人はチェックしてみてください。
参考:はなふさ皮膚科

「フラクショナルレーザー」は、肉眼では確認できない小さな穴を1㎠の範囲に無数に作り、周辺組織に熱を与えます。熱のダメージを受けた組織は、自己再生能力により穴を塞ごうと細胞分裂を活発化。すると肌を構成するコラーゲンやエラスチンの生成が促進され、その結果、肌が新しく生まれ変わるという仕組みです。
1回の治療で10~15%の肌が再生できると言われており、10回程度照射を繰り返すのが一般的。レーザー治療後4~5日後には赤みが治り、1週間程度で新しい皮膚との入れ替えが完了します。
「ニキビ跡にはフラクショナルレーザー」という考えも広がってきているほど定着している治療方法の1つです。

ニキビ跡をレーザーで治療するメリットとデメリット

ニキビ跡をレーザーで治療するメリットは多くあります。しかし、デメリットがあるのも事実。双方を確認してから検討してみましょう。

メリット

レーザー治療のメリットは下記の通り。

  • 翌日からメイクOK
  • ダウンタイムが短い
  • 高い効果が実感できる
  • ターンオーバーの促進

レーザー照射後、4~5日は赤みが出ますが翌日からメイクをして大丈夫です。そして、赤みが続いた後かさぶたが自然に剥がれるまでが7~10日間ほど。これは、ダウンタイムとしては短期間です。
ニキビ跡の治療としてレーザーは、とても高い効果を実感できます。今まで何をしても改善されなかった人からすれば驚くほどの効果を感じられるでしょう。レーザー照射により皮膚細胞が活性化するためターンオーバーの促進に繋がり、肌がきれいになったと感じる人も多くいます。

デメリット

次に、レーザー治療により感じてしまうデメリットを見てみましょう。

  • 重度のクレーターには効果が薄い
  • 痛みがある 
  • 7~10日間とはいえダウンタイムがある

残念ながら、重度のニキビ跡はレーザー治療だけでは効果が薄くなってしまいます。重度のニキビ跡には、自身の皮膚や脂肪を移植するような治療方法が適していると判断されることもあります。カウンセリング時に、きちんと肌を見てどのような治療方法が適しているかを判断してもらえるのでしっかり確認しましょう。
また、レーザー照射は痛みを伴います。治療時には局部麻酔を使用するので、あまり心配することはないでしょう。痛みに弱い人など心配であれば、担当医師に相談してみてくださいね。
ダウンタイムは短いとはいえ、約1週間程度は赤みやかさぶたが気になります。会社勤めをしているなど外に行く機会が多いと不便に感じるかもしれないですね。重点的にメイクで隠すなどして対処しなければならないため、負担に感じる場合もあります。

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ニキビ跡のレーザー治療の注意点

ニキビ跡をレーザー治療するときの注意点を確認しておきましょう。

  • 入浴・飲酒・激しい運動は治療した当日はNG
  • かさぶたは無理に剥がさない
  • メイクをするときなど擦らない
  • 保湿をする
  • ピーリングは治療後1週間は避ける

ニキビ跡をきれいに治すためにも、上記の注意点は守るようにしてください。特に、炎症を起こしたり色素沈着を起こしたりしてしまいますからかさぶたを無理に剥がすのは止めましょう。
肌の状態もデリケートになっているので、ピーリングは控えてください。
それから、肌を保護するためにも軽いテクスチャの化粧品でしっかりと保湿をしましょう。メイクやスキンケア時に擦るのも肌に負担を与えるのでNGです。

また、下記に当てはまる場合は治療を受けることができないため確認しておきましょう。

  • 妊娠・授乳中の人
  • 光過敏症や光アレルギーのある人
  • 重度の日焼けをしている人
  • てんかんやけいれんを起こしやすい人
  • 治療希望箇所にアトピー性皮膚炎やヘルペスの症状が出ている人
  • 血液をサラサラにする薬を飲んでいる人
  • ケロイド体質の人
  • ペースメーカーを装着している人

他にも何か不安なことや疑問がある場合は、クリニックに確認してみてくださいね。

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まとめ

ニキビ跡はレーザーで改善できます。今回ご紹介した「フラクショナルレーザー」を取り扱っている医療クリニックは増えてきているので、通院しやすいところを探してみましょう。
になってしまったニキビ跡は改善が困難であるため、レーザー照射をすることでしかきれいな素肌を取り戻せない可能性が高くなっています。ニキビ跡をきれいにしたいという気持ちがあるなら、ぜひ一歩踏み込んでみてくださいね!

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