ほうれい線の改善にヒアルロン酸注入は効果的?メリット・デメリットまとめ

「ほうれい線を改善するためにヒアルロン酸注入をしてみたいけど、よくわからなくて不安」と悩んでいませんか?
30代以降の女性の悩みでよく挙げられるのが「ほうれい線が目立つ」ということ。改善策として、「美容クリニックでヒアルロン酸を注入したら、ほうれい線が目立たなくなった」という声も聞いたことがあるのではないでしょうか。実際に多くの美容クリニックでほうれい線やシワの改善法として、ヒアルロン酸注入が行われています。
しかし、「ヒアルロン酸注入についてよくわからない」という女性も多いと思います。そこで今回はヒアルロン酸注入のメリットからデメリットまで解説していきます。
ほうれい線に悩んでいて、ヒアルロン酸注入が気になるという方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。
ほうれい線ができる原因
ほうれい線とは鼻の両脇から唇の両端に伸びる線のことを指します。
そもそもほうれい線ができてしまう原因は、
- 加齢
- 乾燥
- 紫外線
- 喫煙
- ストレス
- ビタミンC不足
などが挙げられます。これらの原因によって皮膚がたるみ、ほうれい線となり現れてしまうのです。30代ごろから気になり始める女性が多いと言われています。
ほうれい線の改善策の1つに、ヒアルロン酸を注入するという手があります。
ヒアルロン酸注入とは
ヒアルロン酸は保湿成分であり、人の皮膚に存在している成分です。肌のうるおいやハリを保つ機能性が高く、わずか1gのヒアルロン酸で6リットルもの水分を保持できると言われているほどです。人の体の約60%以上は水分でできているので、健康や美容に水分保持は必須です。しかし人の体内に存在しているヒアルロン酸は、加齢と共に減少してしまいます。
そのため美容クリニックでヒアルロン酸を注射することで、内側から表面を盛り上げ、肌の凹みを平らに改善できることが期待できるのです。
ほうれい線のほか、シワや目の下のクマの改善にも使用されています。注射だけなので簡単であり、ヒアルロン酸はもともと体内にある成分で安全性が高いと人気の施術です。
日本で製造販売承認を取得したヒアルロン酸注入材を用いた施術は、規定の講習セミナーを受講した医師のいる医療機関でないと受けることができません。きちんと技術を習得している医師の治療を受けられるように、よく確かめることが大事です。合併症などを引き起こす原因になりかねません。
ヒアルロン酸注入のメリット
ほうれい線やシワが改善される
ほうれい線やシワは少しでも目立つと一気に老けて見えてしまうもの。しかし裏を返せば、改善されるだけで若返ることができます。ほうれい線やシワはスキンケアでの改善も不可能ではないと思われますが、今すぐどうにかしたい場合や高い効果を期待したい場合はやはり美容クリニックに頼るのがいいでしょう。
傷あとが残りにくい
ヒアルロン酸注入はメスを使うような手術ではなく注射なので、「顔に傷あとが残ってしまうのではないか」と心配する必要がありません。
施術時間が短い
ヒアルロン酸注入は即日で10分〜15分と短時間で終わる施術です。入院などの必要もないので、忙しい人でも比較的受けやすいでしょう。
即効性がある
ヒアルロン酸注入は施術後すぐに効果が出ます。すぐに効果が出ると嬉しいですよね。
アレルギーの心配はほとんどなし
ヒアルロン酸はもともと体内にある物質であり、注入に用いられるヒアルロン酸も非動物由来の成分で不純物に含まれるタンパク質の量が極めて低いので、アレルギーの心配もほとんどありません。
同じように肌のうるおいやハリに効果のあるコラーゲンは約3%の人にアレルギー反応を起こすと言われており、必ずアレルギーテストを実施しなければなりません。目立たない部分にコラーゲン注射をし、反応がないか確認するのに1ヶ月程度かかってしまいます。
ヒアルロン酸であればアレルギーテストなしで注入できるので、すぐに施術を受けることができるのです。
ヒアルロン酸注入のデメリット
定期的に注入しなければならない
ヒアルロン酸は体内に吸収されてしまう物質です。そのため効果を持続させるには定期的な注入が必要になります。個人差はありますが、約半年〜2年ほど効果が持続すると言われています。継続的な注入がオススメですが、途中でやめても問題はありません。
痛みがある可能性
ヒアルロン注入は注射により行われるので、その際に多少の痛みが伴う可能性はあります。
しかし、クリーム麻酔を塗って痛みを感じないようにしてくれたり、3,000円ほどで柔らかくて先端の丸い「マイクロカニューレ」という針をオプションメニューで選べたりと、美容クリニック側でもさまざまな工夫をしてくれています。
保険適用外
ヒアルロン酸注入はご自身の同意のもとに行われる自由診療です。保険適用外の治療であることをきちんと理解しておきましょう。
ヒアルロン酸注入の注意点・副作用など
治療が受けられない可能性のある人
下記に当てはまる人は治療を受けられない可能性があるので、注意してください。
- 妊娠中の人
- 妊娠の可能性がある人
- 授乳中の人
- 疾患がある人
内出血する可能性
注射した部位が内出血したり、周辺部位に赤みが出る可能性があります。しかしクリニックによっては内出血を早く改善するクリームを処方してくれるところもありますよ。
ヒアルロン酸注入の費用
ヒアルロン酸注入はクリニックや費用する注入剤によって異なりますが、およそ1本7万円〜9万円が相場です。種類によっては10万円を超えるところもあるようです。
ヒアルロン酸注入治療の流れ
1.診察・カウンセリング
ヒアルロン酸注入をしたい部分やなりたい顔のイメージを伝え、ヒアルロン酸の硬さや種類を選定してもらいます。気になるからといってたくさん注入するとかえって不自然になったり、ふくらみすぎてしまったりする可能性があります。自然に仕上がるように、丁寧にカウンセリングしてくれるクリニックを選びましょう。
2.洗顔
施術の前に洗顔をしてメイクや汚れを落とし、清潔な状態にします。クリニックによってはカウンセリングと洗顔の順序が入れ替わる場合もあるようです。
3.施術
実際にヒアルロン酸を注入します。施術時間は10分ほど。麻酔クリームを塗る場合は30分前に塗っておく必要があります。
4.アフターケア
医師からアフターケアについての説明を受けて終了です。注入するヒアルロン酸の量が適切であっても2〜3日はふくらみ気味になる場合がありますが、1週間程度で自然なふくらみに落ち着きます。
人によっては赤みや腫れが出る場合もありますが、1〜2日程度で収まります。施術当日からお化粧もできるので、気になる場合はコンシーラーなどで目立たないようにするといいでしょう。入浴も当日からして問題ありません。施術当日は仕上がりが変わってしまうことを防ぐために、激しい運動や飲酒は控えるようにしてください。また、顔のマッサージや擦ることも数日間は控えましょう。
まとめ
ヒアルロン酸注入は安全性が高く、すぐに受けられる施術なのでほうれい線に悩んでいる人は一度受けてみるのもいいかもしれません。ただし、クリニック選びが重要になるので、しっかりと技術のある医師に施術してもらうようにしてくださいね。