ピーリングで透明感を手に入れる!自宅ケア用アイテムやケア方法は?

肌をワントーン明るく見せてくれるケアといえば、ピーリングをイメージする人も多いでしょう。肌のくすみや色むらがなくなると、ファンデーションを厚く塗る必要がなくなり、実年齢より若々しい印象を与えることができます。

そんなメリットだらけのピーリングですが、自宅ケア用のアイテムが多すぎるあまり「結局どれを選ぶべき?」と悩んでしまいますよね。とくに敏感肌の人は、肌トラブルを気にして自宅ピーリングを躊躇っているのではないでしょうか?
そこで今回は、自宅ケア用のピーリング剤の種類や自宅ケアの方法を詳しく解説します。最後に注意点も記載しているので、自宅でピーリングを行う前にチェックしてみてくださいね!
ピーリングの効果とは?
「ピーリング=美肌作りのためのケア」という最低限の知識はあっても、ピーリングの効果をいまいち理解できていない人も少なくないはずです。
では、まずはピーリングの効果について確認してみましょう。
肌のくすみや色むらを改善する
肌は乾燥や紫外線といった外的刺激を受けると、防御作用として角質を厚くしてしまいます。また、加齢やストレスが原因となり、ターンオーバーの周期が遅れることで角質が厚くなる場合もあります。
そうして角質が厚くなると、肌の表面に溜まった不要な角質のせいでくすみが生じたり、色むらができたりします。ピーリングはそんな不要な角質を剥がしてくれるので、肌をワントーン明るく見せることができるのです。
吹き出物を予防する
ピーリングは硬くなった古い角質を取り除き、毛穴詰まりを解消してくれます。その結果、毛穴の黒ずみとして肌を汚く見せる角栓が除去され、吹き出物まで予防してくれるのです。
また、ピーリングはすでにできてしまった吹き出物や、ニキビ跡にも効果が期待できるといわれています。自宅ケアでは劇的な変化は見られませんが、コストを抑えてケアしたい人は試してみる価値はありそうですね。
化粧水の浸透率を上げる
余分な角質を取り除くことで肌の表面が柔らかくなり、スキンケア化粧品が肌に浸透しやすくなります。肌の奥のほうまでしっかり保湿できれば、乾燥肌を改善できるでしょう。
また、美容成分が肌に浸透することで肌質が良くなり、メイクのノリまで良くなります。ファンデーションのノリが悪いと感じている人は、ぜひピーリングを試してみましょう。
小じわを改善・予防する
深く刻まれてしまった真皮じわを改善することは難しいですが、目元や口元などにできた小じわであればピーリングで改善できることもあります。
また、小じわの多くは乾燥が原因で生じるので、ピーリングでスキンケア化粧品の浸透率が上がった肌には小じわができにくくなります。
自宅ケア用ピーリング剤の種類
多くの嬉しいメリットがあるピーリング、さっそく試したいと思った人もいるでしょう。しかし、一口にピーリング剤といってもたくさんの種類があり、何を選ぶべきか分からず購入を諦めてしまう人も…。
そこで、ここからは自宅ケア用のピーリング剤をタイプ別にご紹介します。自身の肌に適したピーリング剤を見つけましょう!
洗顔タイプ
手軽にピーリングを取り入れたいなら、洗顔タイプのピーリング剤がおすすめです。洗顔タイプとは石けんや洗顔フォームにピーリングの成分が含まれているもので、顔を洗いながら古い角質を除去できます。
洗顔タイプのピーリング剤は、それほど刺激が強くないため敏感肌の人でも安心して使用できます。ただし、過度な角質ケアは肌トラブルの原因になるのでNGです。商品に記載された頻度を守り、使用後はしっかりと保湿しましょう。
ジェルタイプ
頑固な角質を除去したいなら、ジェルタイプのピーリング剤を選びましょう。ジェルタイプのピーリング剤は、肌に乗せた後に時間を置いてくるくるとマッサージするように使用します。すると、不要な角質がポロポロ落ちてくるので、肌への効果を実感しやすいですよ!
ただし、自宅ケアのピーリングとして効果が高いジェルタイプは、その分刺激も強めです。必ず頻度を守り、過度なケアは控えましょう。
化粧水・美容液タイプ
化粧水や美容液のように、洗い流さないタイプのピーリング剤もあります。このタイプは拭き取り化粧水のようにコットンで肌を拭き取り、古い角質を取り除きます。
ただし、化粧水・美容液タイプは洗顔タイプとは違って洗い流さないので、成分が合わなければ肌トラブルを起こすこともあるので注意しましょう。
パックタイプ
パックタイプは、かかとの角質ケアに使用するピーリングパックを想像すると分かりやすいと思います。そのフェイスバージョンがこのタイプで、効果の高さと即効性から人気があります。
パックタイプはジェルタイプと同様に、効果が高い分刺激も強いというデメリットがあります。
自宅での正しいピーリングの方法
自宅ケアで使用するピーリング剤の種類をまとめました。続いて、それぞれの正しいケア方法をチェックしてみましょう。
洗顔タイプのケア方法
ピーリング洗顔は肌が敏感になっている朝を避け、できるだけ夜に行いましょう。そして、まずはしっかりクレンジングでメイクを落とすことがポイントです。
メイクを落としたら、水またはぬるま湯で石けんや洗顔料をよく泡立ててから肌にのせましょう。通常、洗顔やクレンジングは界面活性剤を肌に触れさせる時間をできるだけ少なくするために、すぐに流すのが基本です。しかし、ピーリングは酸の種類や濃度によって差はあるものの、肌にのせたら数分待つのが正しい方法だと言われています。
洗い終わったら、水またはぬるま湯でよくすすぎ、化粧水や乳液でしっかり保湿しましょう。
ジェルタイプのケア方法
ピーリングジェルは、商品によって濡れたままの手や顔に使えるものと、そうでないものがあります。どちらも基本的なケア方法は同じですが、最大限の効果を得るためにも事前に確認しておきましょう。
適量のピーリングジェルを手にとったら、指先で優しくくるくると馴染ませながら顔全体に広げます。マッサージを続けると次第にポロポロと古い角質が落ちてくるので、水またはぬるま湯でしっかりと洗い流しましょう。
ジェルタイプは肌に刺激を与えるので、ケア後の保湿が重要になります。普段以上の保湿を心掛け、肌トラブルが起こらないように注意したいですね。
化粧水・美容液タイプのケア方法
化粧水・美容液タイプのピーリング剤には、拭き取るタイプと拭き取らないタイプがあります。拭き取るタイプであれば肌にのせた後にコットンで拭き取りますが、拭き取らないタイプは数分置いて洗い流す必要があります。
拭き取るタイプは、コットンの刺激や肌をこすった摩擦で肌を傷つける可能性があるので注意しましょう。
パックタイプのケア方法
パックタイプには、ジェルやペースト状のものがあります。ピーリングパックは洗顔後の顔にのせ、数分置いてから洗い流して使用します。鼻やあごなど部位別にケアできるので、肌トラブルが起こらなさそうな部位から試してみるといいでしょう。
自宅でピーリングする際の注意点
それでは、最後に自宅でピーリングをする際の注意点を見てみましょう。
pHの数値を確認する
一般的に、自宅ケア用のピーリングには「AHA」と呼ばれる天然由来の成分が配合されています。このAHAの効果はpHで表されており、pHの数値が低いほど酸性の度合いが強く、ピーリング効果も高いということになります。
効果の高いものを選ぶか、刺激の少ないものを選ぶか迷うところではありますが、自宅でピーリングをする際の参考にしてくださいね!
パッチテストを行う
自宅ケア用のピーリング剤は刺激が弱いといいますが、その弱い刺激でも肌にとってはストレスになる場合があります。せっかくのケアが肌コンディションをさらに悪くしてしまうことのないように、あらかじめパッチテストを行うことをおすすめします。
もし赤みやかゆみが生じたら、すみやかに使用を中断しましょう。
頻度を守る
ピーリングの種類にもよりますが、はやく美肌を手に入れたいからといって毎日ケアするのはNGです。商品に記載されている頻度を守り、週1~2回程度に留めましょう。
肌トラブルを抱えた状態でのケアNG
吹き出物やニキビ、傷といった肌トラブルを抱えた状態でピーリングを行うと、炎症を引き起こす可能性があります。肌が健康な状態で使用する分には問題ありませんが、肌の調子が悪いと感じたならケアは先伸ばしにしたほうがいいでしょう。
ケア後の保湿をお忘れなく!
ピーリングをした後は角質が薄くなっているため、肌が刺激を受けやすくなっています。ちょっとした紫外線や乾燥であってもダメージを受けてしまうので、普段以上の保湿を心掛けましょう。
まとめ
肌のくすみを取り、ワントーン明るく見せてくれるピーリング。美肌を求める人にはもってこいのケアですが、過度なケアは新たな肌トラブルを招く可能性があるので注意しましょう。
週1~2回のスペシャルケアとして、自宅でピーリングを試してみませんか?