足の角質はパックでケアできる!効果が出る方法や注意点は?

足裏の中で最も気になるのが、かかとの角質ですよね。とくに夏場はサンダルになることが多いので、早急にガサガサかかとに対処すべし! そこで頼りになるのが足の角質パックです。
足の角質パックとは、ピーリング剤に一定時間足を浸すことで硬くなった角質をポロポロ剝がしてくれる優れものです。しかし、間違った方法でケアすると効果を得られず、肌トラブルを生じさせることもあるようです。
そこで今回は、足の角質パックの正しいケア方法や注意点をご紹介します。さっそく角質ケアに取り掛かって、ツルツルかかとを目指しましょう!
そもそも足の角質が厚くなる原因とは?
そもそも足の角質が厚くなる原因とは?
足の角質ケアを始める前に、かかとの角質が厚くなってしまう原因を知っておきましょう。ここでは、かかとの角質が硬くなる主な原因3つをご紹介します。
外的刺激の影響
足の裏はたえず体重がかかり、常に強い刺激を受けている部位といえます。とくに、かかとは靴の摩擦や圧迫などの刺激を受けやすいため、皮膚が外部刺激から守ろうと角質をどんどん硬くしてしまうのです。
ターンオーバーの乱れ
皮膚は真皮と表皮に分かれており、表皮の組織が一周して一変するサイクルをターンオーバーと呼んでいます。角質層は表皮の中で最も外側に位置する層であり、基本的には一定期間が経過すると垢としてはがれ落ちるようになっています。
しかし、加齢やストレス、血行不良、冷えといった要因によって肌のターンオーバーは簡単に乱れてしまいます。そうなると、古い角質がはがれ落ちることなく蓄積され、徐々に厚くなってしまうのです。
乾燥
顔や腕に比べると、足裏やかかとは乾燥しやすいと思いませんか? その理由は、足裏の皮膚には皮脂腺がほとんどないからです。
そのうえ角質層は水分やうるおいが行き渡りにくく、保湿クリームも浸透しにくいですよね。この悪循環によってガサガサかかとができあがり、さらに悪化するとひび割れを起こして痛みを生じさせることもあるのです。
水虫
かかとの角質が厚くなるのは、水虫が原因の場合もあります。水虫といえば足指の間にできるイメージがありますが、かかとにできることも珍しくはありません。
かかと水虫は、保湿ケアを行うと症状が進行してしまうという特徴があります。セルフケアでは治すのに時間がかかるうえ、家族にうつってしまう可能性もあるので皮膚科を受診することをおすすめします。
水虫は正式には「白癬(はくせん)」といい、カビの一種である白癬菌が皮膚の角質層に寄生することによって起こる皮膚の病気です。皮膚科で処方される抗真菌薬の内服薬や塗り薬で治療して、早期治療に努めましょう。
足の角質パックの選び方
さまざまな原因で厚くなってしまった足の角質は、角質パックと呼ばれる角質を除去するピーリングパックでセルフケアできます。しかし、最近はいろんな角質パックが販売されているため「結局どれを選べばいいの?」と悩んでいる人もいるでしょう。
そこで足の角質パックを選ぶポイントをまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね!
成分に注目する
足の角質パックに使われている主な成分は、フルーツ酸(グリコール酸)・サリチル酸・乳酸の3種類です。それぞれ特徴が異なるので、足の角質の状態に適した成分が使われているパックを選びましょう。
フルーツ酸(グリコール酸)
フルーツから抽出されることが多い「フルーツ酸(グリコール酸)」は、浸透力の高い成分です。分子が小さく、皮膚の奥までしっかり浸透するため頑固な角質の除去に向いています。また、フルーツ酸は皮膚の新陳代謝を活発にしてくれるので、足裏の肌をなめらかにする効果もあります。
ただし、刺激が強いフルーツ酸は赤みやかゆみといった肌トラブルを引き起こす場合があるため、敏感肌の人は注意が必要です。
サリチル酸
ウオノメやタコの除去にも使われる「サリチル酸」は、角質を柔らかくして剥がれやすい状態にしてくれる成分です。
サリチル酸を使用した後は、かかとが乾燥しやすくなるため保湿を心掛けましょう。
乳酸
フルーツ酸やサリチル酸に比べると分子が大きい「乳酸」は、足の角質が気になり始めてきた人におすすめの成分です。皮膚の浅い部分にしか作用しないため、頑固な角質に悩んでいる人はフルーツ酸やサリチル酸を選んだ方がいいでしょう。
乳酸のメリットは、肌への刺激が少ないことです。また、美白効果も期待できるので角質ケアをしながら足を美しくできます。
好みの香りで選ぶ
足の角質パックは、商品によっては薬品の臭いが気になる場合があります。ツンとした臭いが苦手な人は、無香料の角質パックではなく香り成分が配合されたものを選ぶといいでしょう。
角質パックをしながらリラックス効果を得たいなら、ローズやラベンダーの香りがおすすめです。その他にもさまざまな香りの角質パックが販売されているので、お気に入りの香りの角質パックを探してみてはいかがでしょうか?
足を浸す時間で選ぶ
足の角質パックは、商品によってピーリング剤に足を浸す時間が異なります。短いものであれば30分、長いものでは120分ほど要するものもあるので、ライフスタイルに合わせて選んでくださいね。
効果を最大限に得るための方法4つ
足の角質パックは記載されている方法で行うのがベストですが、その前に知っておきたいポイントが4つあります。せっかく足の角質をケアするなら、ポイントを押さえて効果を最大限に得ましょう!
1.あらかじめ足をふやかしておく
角質パックを使用する前に、あらかじめ足裏をふやかしておきましょう。そうすることで角層が柔らかくなり、角質パックの成分が浸透しやすくなります。ふやかす時間は1時間を目安に、足がシワシワになったらOKです。
2.角質パックの上から靴下を履く
角質パックの上から靴下を履くことによって、パックと足裏の密着性が増します。さらに、足裏を温かくすることで成分が浸透しやすくなり、角質パックの効果をアップさせられるのです!
密着性と保温性という2つの観点から、靴下は薄手のものではなく冬物の分厚い靴下を用意しましょう。
3.角質パックをしながら足を揉む
角質パックをしているとき、何もせずに待ち時間を過ごすのはもったいない! 角質パックをしながら軽く足を揉み込むことで、成分を皮膚の奥の方まで浸透させることができるのです。
4.頻度を守る
早くガサガサかかとをツルツルにしたいと焦るあまり、足の角質パックをやりすぎるのはNGです。角質パックをやりすぎると、刺激の強さが原因となり肌が炎症を起こす可能性があります。
必ず商品に記載されている頻度を守り、頻繁に足の角質パックを行うのは控えましょう。
足の角質パックをする際の注意点
足の角質パックは、成分によっては刺激が強く肌トラブルを引き起こすことも…。また、ピーリング剤に足を浸している間や、ケアが終わった後にも注意すべき点があります。足の角質をパックでケアしようと思っている人は、必ず目を通しておきましょう。
角質の状態に合ったパックを選ぶこと
厚くなった足の角質がさらに進行すると、かかとがひび割れを起こす場合があります。そうした場合、ピーリング剤の成分によっては肌の赤みやかゆみ、痛みなどのトラブルを引き起こす恐れがあるので要注意。角質の状態に合わせてパックを選び、かかとにひび割れが生じているときは角質パックを控えましょう。
使用前にパッチテストを行うこと
ピーリング液の成分によっては肌トラブルが起こったり、痛みを感じたりする人もいます。とくに敏感肌の人は使用前にパッチテストを行い、肌に異変が生じた場合は角質パックを控えてください。
角質パックをしている最中は滑って危険!
ピーリング剤に足を浸したまま歩くのは、滑って危険なので注意してください。とくにフローリングや階段は滑りやすいため、なるべくお風呂場のそばで過ごしましょう。
完全に剥がれ落ちるまで靴下着用がベスト
角質が剥がれ落ち始めると、ポロポロ皮をまき散らすことになるので靴下を着用しておきましょう。さらに大変なのは、お風呂に入るときです。お風呂上がりには必ず排水口を掃除して、詰まりを防ぎましょう。
まとめ
夏にサンダルを履いたときや温泉に行ったときなど、意外と見られているかかとのガサガサ。足の角質パックでセルフケアして、赤ちゃんのようなツルツルした足の裏を目指しましょう!