かかとは意外と見られている!角質をきれいにしてかかと美人を目指そう!

かかとの角質のガサガサ・ゴワゴワ・粉吹きなど気にしている人はいませんか?冬はもちろん、気を付けたいのは夏場などのかかとの露出が増える時期です。サンダルを履いたときなど、意外とかかとの状態は他人に見られています。
さらに、かかとの角質ケアを怠りそのまま生活をしていると激痛に襲われて歩行困難になって介護が必要になることも。これは、歩く、立つだけでもかかとには体重が重くのしかかり、厚くなった角質がひび割れて起きる現象です。このように、見た目だけの問題ではない、かかとの角質問題を一緒に解決していきましょう。
かかと美人になるために、角質が厚くなる原因から解決方法までをご紹介します。
Contents
かかとの角質が厚く硬くなってしまう原因は?
かかとの角質が厚くなってしまう原因は、大きく分けて以下の2つです。
- 乾燥
- 刺激
これら2つが原因で、かかとの角質はどんどん厚くなっていくのです。心当りのある人もいるのではないでしょうか?それぞれの原因について詳しく説明します。
原因1:乾燥
かかとの角質が厚くなる原因は乾燥によるものが多いです。全身の中でもかかとへの保湿が足りない人はとても多く、気付かない間に乾燥状態が進んでいることがほとんどです。白く粉を吹いている人やかかと全体が白くなっている人は乾燥が進んでいる状態です。
私たちの肌は、ターンオーバーと呼ばれる肌の生まれ変わりのサイクルによって古い角質が剥がれ落ちることで、新しいきれいな肌状態になります。通常、28日程度のサイクルで皮膚は生まれ変わるのですが、乾燥や加齢によって代謝が低下すると角質は剥がれずそのままと留まり続けることに。その状態が続くとどんどん古い角質が厚くなっていき、かかとがガサガサ、ゴワゴワとしてしまう原因になります。
ターンオーバーを促すには保湿をすることが大切。しかし、全身の中でも足の裏は皮脂腺がないため保湿をしない限り潤うことはありません。「足に汗をかく」という人も、汗では肌を保湿することにはつながらないので乾燥は改善されません。むしろ汗が蒸発すると肌の水分も一緒に奪われてしまうので、乾燥状態が悪化することになります。
肌の潤いには皮脂のように乾燥から肌を守る油分を与える必要があり、汗では保湿できないことを忘れないようにしましょう。
原因2:刺激
次に考えられる原因は、かかとへの過剰な刺激によるものです。
1年中ヒールの高い靴を履いている人、素足でパンプスを履いている人などはかかとへの刺激が大きく角質が厚くなりがち。これは、角質が肌を守るために厚くなっていくことで起きる症状です。そのため、スニーカーを好んで履く人や靴下を必ず履く人などはかかとへの刺激が少なくなり、角質が少なくきれいな人が多いです。
このように肌を刺激から守る働きをバリア機能と呼び、役目を果たしているのが角質層です。そのため、ヒールの高い靴や素足でパンプスを履いていると体重などの刺激からかかとを守るために角質をどんどん厚くして守ろうとするのです。さらに状態が進めば、角質が厚くなったかかとに体重がかかるとひび割れが起き歩くだけで激痛が走る状態になってしまいます。
夏になれば素足でサンダルを履く機会や、プールサイドや浜辺を素足で歩く機会もあるでしょう。これらも全てかかとが刺激を受けることになり、角質が厚くなる原因になります。かかとの角質に悩んでいるならば、刺激をなるべく与えないように心がけることも忘れないようにしてくださいね。
かかとの角質が厚くなると日常生活にも支障が出ることもあるので注意!
かかとの角質が厚くなり、何もケアをせずにいると次第に硬い角質にひびが入ります。普段ストッキングなどを穿いている人なら、かかとのひび割れに引っかかって伝線してしまった経験があるのではないでしょうか。ここからさらに症状が悪化すると、皮膚までも割れてしまい歩行困難になるケースもあります。
立った状態でかかとにかかる体重は約70%とも言われており、これだけの重さがひび割れた皮膚にかかるとなると痛みが伴うのは当然ですね。歩行ができなければ、誰かの手助けがなければ日常生活を送ることすら困難になってしまいます。このような事態を招かないためにも、普段からこまめにかかとの角質ケアを行いましょう。
かかとの角質を除去するにはどうすればいいの?
かかとの角質を除去する方法には次の3つが有効です。
1.削る
1番メジャーな方法は、ヤスリなどで角質を削ってケアをする方法です。
ひと昔前は軽石を使用して削ることが主流でしたが、現在は様々なかかとの角質専用のヤスリ商品が出ているので上手に活用すると安全・簡単に角質ケアができます。ただし、角質を取り除きすぎると新しい皮膚を削ってしまうことになりかねず、皮膚を削ると当然ながら痛みが伴うので注意しましょう。

2.磨く
スクラブ入りのクリームや、石鹸を使用してかかとの角質を磨いてきれいにする方法もあります。磨く方法は削るケアに比べて、簡単に行えるだけでなく皮膚を傷つける心配もなく安全です。さらに、スクラブ入りの石鹸は消臭効果を兼ね備えた商品もあるので足の臭いケアも一緒に行えます。
角質を削るよりも肌への負担が少ないので、週3~4回程度のこまめなお手入れも可能です。削る方法は少し不安だという場合は、スクラブ商品を使用して磨いてケアをしましょう。
3.剥がす
かかとの角質を、削る・磨くのではなく剥がしてケアをする角質パックも人気があります。
角質パックとは、ピーリング剤の含まれている液体に規定時間足を浸すと1週間程度を目途に角質がポロポロと剥がれ落ちてくるものです。擦ったり、磨いたりと刺激を与えるものではないので、肌への負担を心配する人はこちらがぴったりです。
ただ、ピーリング液に足を浸す時間は約1時間程度と少し長いので時間の余裕があるときに行いましょう。また、決められた時間よりも長く浸すと赤みが出たりヒリヒリしたりと刺激を与えることになるので注意が必要です。最初に、ピーリング液でパッチテストをしてから使用するようにしましょう。

かかとの角質ケア後は保湿をしっかりと行うことが大切!
かかとの角質がきれいになったら、保湿をしっかりと行うことが大切です。また、日頃からかかとの保湿はこまめに行うように心がけてください。最初にお伝えしたように、かかとの角質が厚くなる原因の1つに乾燥も含まれています。角質ケア後だけではなく、入浴後やサンダルなどを素足で履いた後など、かかとに刺激を与えた際には念入りに保湿をしましょう。
かかとの保湿ケアクリームの選び方
かかとの保湿クリームは、医薬部外品と化粧品の2種類があります。
- 医薬部外品:かかとの角質を予防する目的のもの
- 化粧品:肌の状態を健康に保つ目的のもの
このように、目的が異なるのでどちらを選ぶかはかかとの状態を見て判断しましょう。
「かかとの角質が毎年決まった季節に気になるので予防のために医薬部外品を使用する」「きれいなかかとの状態をキープさせたいから化粧品タイプでケアをする」など、目的に合わせることが効果を高めるためには大切です。
すでにガチガチに角質が厚くなっているかかとには、保湿効果の高い尿素やワセリン、シアバター、グリセリンなどが配合されているものをたっぷりと塗り込みましょう。肌を潤すには水分だけではなく油分もとても大切です。特に、かかとには皮脂腺がないので油分を補給してあげると保湿効果がアップします。
ちなみに尿素はタンパク質を柔らかくする効果があるので、かかとの角質が厚くなりがちな人は1度使用してみてください。
保湿クリームを塗った後は、かかとを覆うように靴下などを履いて過ごしましょう。靴下を履くことで浸透力が高まり保湿効果もアップ!また、ベタ付きなども気にせず室内を歩けるので取り入れてみてくださいね。
まとめ
かかとの角質の原因は乾燥と刺激によるものがほとんどです。しっかりと保湿をすることと角質ケアをこまめに行うことで、ピンク色のきれいなかかとも夢ではありません。
かかとの保湿をする際は、尿素やワセリンなどの油分が配合されている専用クリームを使用すると効果もアップするので活用しましょう。医薬部外品や化粧品など、クリームの種類はかかとの状態やあなたの希望を元に選ぶことをおすすめします。
また、あまりにも厚くなってしまったかかとの角質は1度しっかりとケアをして取り除いてあげることが大切です。角質を取り除くには削る・磨く・剥がすの3つのケア方法から好みのものを選んで試してみましょう。
かかとの角質はきちんとケアをすることできれいにできます。ぜひ、ツルツルのかかと美人を一緒に目指しましょう!