こんな人は要注意!眉間にしわができる原因から対処法まで

ふと鏡を見ると、眉間にしわが…! 眉間にしわがあると実年齢より老けて見えたり、キツイ印象を与えてしまったりします。シミや吹き出物とは違って、しわはメイクで隠せるものではないので悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、眉間にしわができる原因から対処法まで詳しく解説します。日頃から予防できる方法もたくさんあるので、さっそく取り掛かってみましょう!
眉間にしわができる原因とは?
眉間にしわができてしまうのは、大きく3つの原因があります。日常的な癖が原因になっている場合もあるので、当てはまるものがないかチェックしてみましょう。
表情
眉間にしわができる最も大きな原因が「表情」です。知らず知らずのうちに仏頂面になっていたり、眉間にしわを寄せて考えたりする癖はありませんか? このように無意識のうちに繰り返される表情によって、眉間のしわが濃くなってしまうのです。
とくに視力が悪い人や、眼鏡やコンタクトの度数が合っていない人は要注意です。ピントを合わせようと目を細めると、眉間にしわが寄ってしまいます。これを日々繰り返していると、気付いたときには眉間にしわが刻み込まれた状態になっていた、なんてことも。
また、スマホやパソコンを長時間操作することも眉間のしわの原因になり得ます。画面を凝視していると表情を作る筋肉が固まったり、目に疲れを感じたりしますよね。その強張った表情が癖になってしまい、眉間のしわとなってしまうのです。
肌の乾燥
眉間のしわは、肌の乾燥が原因となっている場合もあります。もしかしたら、しっかり保湿しているつもりでも化粧水やクリームが眉間には行き届いていないのかもしれません。頬やおでこの保湿にばかり気を取られるのではなく、眉間にまでしっかり馴染ませましょう。
肌は表面から順に「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層で成り立っています。主に小じわができるのは表皮ですが、放ってくと真皮にまで達して深いしわになってしまいます。肌の乾燥はスキンケアが原因の場合もありますが、加齢や食生活の偏りが原因になっている場合もあるので注意しましょう。
肌のハリの衰え
表皮の奥にある真皮には、肌のハリや弾力、うるおいを保つコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸といった物質があります。これらは肌に柔軟性をもたらしてくれる、美肌作りに欠かせない物質です。
それらが紫外線や老化などの影響によって破壊されてしまうと、肌のハリが失われて深いしわが現れます。眉間に刻まれた深いしわの他に、目の下のたるみやほうれい線のような深いしわなども同様に、肌のハリの衰えが原因だといわれています。
眉間のしわの対処法
眉間のしわは、できるだけ早く対処することで改善できます。以下に簡単なマッサージやエクササイズ、スキンケア方法をまとめたので、ぜひ毎日の習慣にしてみてくださいね!
眉間周りのマッサージ
まずは眉間の周りをセルフマッサージしましょう。このとき、肌が乾燥した状態でのマッサージはNGです。必ずマッサージクリームやジェルを使って、肌の摩擦を減らしましょう。
- 頭全体を揉みほぐす。
- 眉の上を軽く圧迫して、そのまま髪の生え際まで押し上げる。
- 眉間や眉の周辺を、しわを伸ばすイメージで揉みほぐす。
- 目の周りやおでこ、こめかみなどを揉みほぐす。
強い刺激は肌トラブルを招く可能性があるので、血液やリンパ液の流れに沿ってやさしくマッサージしましょう。
表情筋エクササイズ
次は、強張った表情筋を動かすためのエクササイズをしましょう。1日3分間でOKなので、毎日継続することが大切です!
- おでこの皮膚が動かすイメージで、大胆に目を見開く。
- そのまま上を向き、舌を思いっきり出す。
簡単なエクササイズですが、数秒~数十秒キープするだけでもかなりキツイですよね。場所も時間も取らないエクササイズなので、ぜひ家事や仕事をしながら取り組んでみましょう!
保湿
乾燥によってできた眉間のしわには、美容成分が配合された美容液やクリームが効果的です。それらを塗るときは、眉間のしわを広げてすり込むようにしましょう。
浅いしわの場合
眉間の浅いしわには、
- コラーゲン
- ヒアルロン酸
- エラスチン
- セラミド
- アミノ酸
上記の成分が配合された美容液やクリームを選びましょう。
深いしわの場合
眉間の深いしわには、
- ビタミンC誘導体
- 成長因子(グロースファクター)
- レチノール
上記の成分が配合された美容液やクリームを選びましょう。眉間の深いしわは紫外線が老化が影響しているので、エイジングケア用品を選んでもいいですね。
厚生労働省が認可した医薬部外品
また、最近では厚生労働省が認可した、しわ改善の有効成分が配合された医薬部外品クリームもあります。厚生労働省が認可した医薬部外品は、パッケージに「医薬部外品」の表記があるor成分表示に「有効成分欄」があるので、そうした商品を選ぶのもおすすめです。
サージカルテープ
医療用のサージカルテープをクロスさせて貼り、しわを伸ばす方法もあります。効果を実感するには1年ほどかかると言われていますが、1週間から10日で効果を感じられる人もいるのだとか。
ただし、サージカルテープは肌が乾燥した状態で貼ってしまうと、肌荒れや小じわの原因になってしまうので注意しましょう。十分に保湿したうえで行い、日焼け後や肌荒れをしているときは控えてください。
美容整形
本格的に眉間のしわを改善したいなら、美容整形という手もあります。まずはマッサージやエクササイズ、保湿を試してみて、それでも悩みを解消できない場合は専門的なケアを受けてみてもいいかもしれません。
ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸注射とは、眉間のしわ部分の直下に注入することで皮膚を盛り上げ、シワを目立たなくするケア方法です。ヒアルロン酸注射は痛みや副作用が少ないため、一般的には翌日から、クリニックによっては施術当日から通常通りメイクすることができます。
ただし、ヒアルロン酸はしばらく時間が経つと分解されて吸収されるため、定期的に注入する必要があります。効果については施術の種類によって持続期間が異なるので、専門医としっかり相談してから施術を受けることをおすすめします。
ボトックス注射
ボトックス注射とは、筋弛緩作用のあるボツリヌストキシンを注入するケア方法です。眉間のしわを改善するだけでなく、しわ予防にも効果があります。
ただし、ボトックス注射もヒアルロン酸注射と同様、定期的に注入する必要があります。また、施術の種類によって持続期間が異なるということも覚えておきましょう。
そのほか、ボトックス注射は表情が強張ったり、不自然に見えてしまったりする場合もあるので要注意。クリニックや医師選びは入念に行いましょう。
効果が現れるまでの一時的な対処法もある!?
眉間のしわは1日や2日で改善できるものではありません。そのため、どうしても気になる場合は一時的に前髪で隠してしまいましょう。
美容院でオーダーするときは「セットした状態で目と眉毛の間にかかる長さにしてください」と伝えてください。なぜなら、前髪を目と眉毛の間にかかる長さでカットしてしまったら、セットしたときに眉毛の位置まで上がってしまって眉間のしわが隠れなくなってしまうからです。
前髪の長さをキープしながら眉間のしわ改善に取り組み、自信を持って前髪をアップできるようになればステキですね!
眉間のしわの予防法
今はまだ眉間のしわに悩まされていない人でも、今のまま表情の癖を放っておいたり、スキンケアを怠っていたりすると危険です。もしかしたら、数年のうちに眉間にしわができてしまうことも…!?
そうならないためにも、今のうちから眉間のしわを予防しておきましょう!
表情のクセを直す
まず取り組むべきなのは、眉間にしわを寄せる表情の癖を直すことです。癖を直すのは簡単なことではありませんが、スマホやパソコンを操作する時間を短くしたり、眼鏡やコンタクトの度数を合わせたりするだけでも眉間にしわが寄るのを防げるでしょう。
保湿を心掛ける
オイリー肌だからといって、保湿を怠るのはやめましょう。確かにTゾーンは皮脂分泌量が多い箇所ですが、眉間は皮脂腺が少ないため十分な保湿が必要です。乾燥していると感じたら、眉間だけでもコットンを使用してパックをしてもいいでしょう。
口角を上げる
一見、眉間のしわとは関係ないように思えますが、じつは口角を上げることで眉間のしわを予防できます。反対に、口角が下がっていると自然に眉間にしわが寄り、仏頂面になってしまいます。そのため表情の癖を直すだけでなく、口角を上げることも意識してみましょう!
まとめ
顔の中でも目立つ眉間にしわを見つけたら、表情に自信が持てなくなりますよね。しかし、だからといって下ばかり向いていたら、余計に眉間のしわが深くなってしまうかもしれません…。
そうなる前に、今回ご紹介した眉間のしわに効果的なマッサージやスキンケアを試してみませんか? 効果を実感するまではヘアスタイルも工夫して、眉間のしわを少しずつ改善していきましょう!