くせ毛はシャンプーでストレートになる?くせ毛の原因から検証

くせ毛で昔から悩んでいる人は多いもの。どんなにきれいにブローしても徐々にうねってしまったり、はねてしまったりと言うことを聞いてくれませんよね。
凄腕の美容師さんに切ってもらってもくせはなかなかカバーできないので、パーマをかける、ストレートパーマや縮毛矯正をかけるなどの対策が一般的です。
でもシャンプーで直ったら?くせ毛がシャンプーで直るなら、ちょっと高くても買うという方が多いと思います。
そこで今回はくせ毛をシャンプーで直せるかどうかを検証するために、くせ毛の原因を探っていきたいと思います。くせ毛で悩む方、くせ毛用シャンプーを検討している方は必見です。
悲報!くせ毛はシャンプーでは直らない
残念なお知らせですが、くせ毛はシャンプーで直すことはできません。というか、すべてのくせ毛をシャンプーで直せないと言った方がいいでしょう。
くせ毛と一口に言ってもその原因は様々なので、原因によっては改善が可能。でも「すべてのくせ毛を直せるシャンプー」は存在しないのです。
だから「くせ毛が絶対に直るシャンプー」に飛びつくのは厳禁。くせ毛を直したいのであれば自分のくせ毛の原因を把握した上で、くせ毛対策を考えましょう。
くせ毛の原因は千差万別!あなたのくせ毛は生まれつき?
くせ毛には、様々な原因があります。代表的なのはこちら。
- 毛穴の形状
- 遺伝
- ホルモンバランスの変化
- 髪のダメージ
- 乱れた生活習慣
- 髪質の低下
この中で、残念ながら、シャンプーなどの方法で対策できないのは「毛穴の形状」や「遺伝」によるくせ毛です。子どもの頃からくせ毛だった、両親兄弟皆くせ毛という方は、シャンプーなどでのケアは諦めてください。
毛穴の曲りや遺伝が原因でくせ毛になっている方は、生えてくる髪の毛が曲がってしまいます。残念ながらくせ毛をホームケアで直すことは難しいので、美容院でのストレートパーマや縮毛矯正を検討しましょう。くせを活かしたパーマをあててもいいですね。
でも、それ以外のくせ毛は、シャンプーを変えることで改善される余地があります。
くせ毛を直すための3つの方法
- 子どもの頃はストレートなのに最近急にくせ毛になった
- 髪がパーマやカラーで傷むとうねりやすい
- 妊娠や出産・閉経などがきっかけでくせ毛になった
これらのくせ毛の方はこれからご紹介する方法で、くせ毛が改善する可能性を秘めています。
集中的にダメージケアする
くせ毛の原因が、髪のダメージにある場合、集中的にダメージをケアするだけで驚くほどするするまっすぐになることがあります。
一番確実なダメージケアは、美容院でのトリートメント。サロン専用のトリートメント剤を使って、プロの施術を受けるとあっという間にダメージが補修されて美しい艶がある髪の毛を取り戻せます。ダメージケア専用のシャンプーなども用意されていますので効果は抜群。
でも、美容院でのトリートメントは時間とお金がかかります。時間もお金もかけずにダメージケアをしたければ、自宅でダメージケアシャンプーやトリートメントを使って髪の毛を補修してあげましょう。自宅でのダメージケアのポイントは、「正しいシャンプーとトリートメント法を徹底すること」です。
ダメージケアなのにシャンプー?と思うかもしれませんが、シャンプー法で髪の毛は大きく変わります。多くの方のシャンプー法は間違っていて、くせ毛を助長させる原因になっています。正しいシャンプー方法は後ほどご紹介しますね。
生活習慣と食生活を整える
くせ毛と生活習慣は密接な関わりがあります。また、食生活が乱れることで栄養が不足し髪質が低下することも。髪質が低下するとくせが出やすくなります。
だから規則正しい生活と、正しい食生活が重要です。特に夜更かしは髪の毛と頭皮に大きなダメージを与えますので、自分がすっきりしたと感じるまで眠るようにしましょう。
また、髪の毛を意識した食生活も大切。髪の毛の主成分はタンパク質なので、タンパク質はしっかりと摂取しましょう。タンパク質が豊富に含まれているのはお肉やお魚です。ホルモンバランスが乱れていると感じる方は、大豆製品を摂取するとホルモンバランスの改善にも効果的。大豆イソフラボンは、女性ホルモンに似た働きをします。
とは言っても、生活習慣や食生活を大きく変えるのは大変ですし、気にしすぎるとストレスになるので、「ぐっすり眠ってタンパク質を食べよう」くらいに気軽に考えておくといいですよ。
高品質なシャンプーを使う
高品質なシャンプーを使うことはくせ毛改善の第一歩。市販のリーズナブルなシャンプーでも髪の毛はきれいになりますが、洗浄力が強すぎたり弱すぎたり刺激的な成分が使われていたりと、髪の毛と頭皮にとっては最適とは言えない商品も少なくありません。
だから、くせ毛を本気で改善したければシャンプーの質にこだわるべき。刺激的な成分を使っていないもの、最適な洗浄力のものを選ぶことでくせ毛の改善のための一歩を踏み出せるんです。
くせ毛を改善する正しいシャンプー&トリートメント方法
くせ毛の原因が先天的なものでなければ、これからご紹介するシャンプーやトリートメント方法を実践すると、くせ毛を改善できる可能性があります。
前提条件として「高品質なシャンプー」を用意することが必須なので、質が高いシャンプーを用意したら正しいシャンプー方法を実践してくださいね。
シャンプーは準備6割・洗浄4割
まずは正しいシャンプーの方法をレクチャーします。
乾いた状態でブラッシング
シャンプーで大切なのは、洗う前の準備。まず髪の毛を濡らしていない状態で、ブラシで優しく髪の毛をとかします。ブラシでとかすことで、髪の毛についている埃などの汚れがある程度とれます。
ぬるま湯で汚れを落とす
それから、ぬるま湯でしっかりと頭皮を指の腹でごしごし洗ってください。時間は大体3分前後。
シャンプーで洗う
シャンプーも洗顔と同様に、しっかり泡立ててから髪の毛につけてください。シャンプーでは髪の毛を洗うのではなく、頭皮を洗うイメージで頭皮をしっかりマッサージします。美容院でのシャンプーを思い出して力強く洗いましょう。爪を立てると頭皮に傷がつくので指の腹で洗ってくださいね。
ある程度洗い終わったらマッサージして、頭皮の血行をアップさせてあげましょう。
しっかり流す
シャンプーの洗浄成分が頭皮に残るとダメージを与えてしまいますので、きちんと洗い流しましょう。洗っている時間の2倍の時間流すとシャンプー成分がしっかり落ちると言われています。
トリートメントはなじませが重要
シャンプー成分をしっかり洗い流したら、水気をしっかり切ってからトリートメントです。トリートメントのポイントは、しっかりなじませること。美容師さんがやっているように、手で髪の毛を包み込んで、髪の中に成分を入れてあげる感覚が大切です。
自然乾燥厳禁!ドライヤーでしっかり乾燥させよう
ドライヤーで髪の毛を完全に乾かすのは大変ですが、放置は髪の毛と頭皮のトラブルの元。きちんとドライヤーで乾かしましょう。
ドライヤーのコツは、耳の後ろを真っ先に乾かすこと。耳の後ろは髪の毛の量が多いため、乾きづらいですが、耳の後ろを最初にとりかかることで、その温風で他の箇所も乾きやすくなります。
耳の後ろもそれ以外の場所も、ポイントは「根元から乾かすこと」です。根元が十分乾かしていると毛先も乾きます。毛先から乾かすと、乾かしすぎて髪の毛の水分がとんでしまいパサつくので要注意です。
ドライヤーで完璧に乾いたら、冷風をかけて根元から毛先にむけてブラッシングしましょう。冷風を当てることで開いたキューティクルが閉じて、艶が生まれます。
まとめ
くせ毛を直したければ、質が高いシャンプーを使って正しく洗うこと、そして正しくトリートメントを使うことが大切です。
特に後天的なくせ毛の方は、シャンプーやシャンプー法を変えるだけで改善できる可能性があります。
くせ毛を自宅で直したい方は、質が高いシャンプーを探した上で正しいシャンプー法に挑戦してみましょう。毎日こつこつすることで、徐々にきれいな髪の毛になるはずです。