おでこの吹き出物の原因とは?セルフケアや予防法も

ある日、鏡を見るとおでこにポツポツとした吹き出物が!おでこはTゾーンの一部を含んでいるため、皮脂が出やすく吹き出物が発生しやすいと言われています。
おでこの吹き出物に悩んでいる人の中には「前髪で隠れるし、まあいいか…」とケアを怠っている人もいるでしょう。しかし、その前髪の刺激が原因となり、おでこの吹き出物を悪化させることもあるのです。
そこで今回は、おでこの吹き出物の原因やセルフケア方法、予防法まで詳しくご紹介します。隠せるからと放置せず、適切なケアを行いましょう!
おでこの吹き出物の原因は?
まずは、おでこの吹き出物の原因をチェックしてみましょう。
自身のおでこの吹き出物の原因が分かったら、自ずと必要なケアが見えてくるはず!
皮脂の過剰分泌
おでこは、顔の中でもとくに皮脂の分泌が活発なTゾーンに含まれています。皮脂は本来、肌にとってなくてはならない大切なものですが、過剰に分泌された皮脂は吹き出物やベタつきの原因となってしまいます。
前髪や帽子の刺激
前髪や帽子がおでこの皮膚を刺激し、吹き出物を発生させることもあります。
おでこにできた吹き出物を前髪や帽子で隠そうとしていませんか?その行動は、おでこの吹き出物をさらに悪化させることになるので要注意です。
シャンプーや整髪料の洗い残し
シャンプー・トリートメント・洗顔料・整髪料はきちんと洗い流しているつもりでも、すすぎ残しがある場合もあります。
すすぎ残しは毛穴の中にたまり、皮脂と混ざり合って吹き出物の原因になることも…。とくに、おでこの吹き出物の原因となる生え際のすすぎ残しには注意しましょう。
ホルモンバランスの乱れ
ストレスや月経などの影響でホルモンバランスが乱れると、吹き出物ができやすくなると言われています。
とくにストレスは男性ホルモンの一種である「テストステロン」や「アンドロゲン」といったホルモンの分泌量を増加させるため、皮脂が過剰に分泌するようになったり、角質が厚くなったりしてしまうのだとか。
生活習慣の乱れ
偏った食生活や睡眠不足は、肌トラブルに直結します。脂っこい食事や糖分の摂り過ぎ、多量のアルコール摂取などを繰り返していると、皮脂の量が増加して毛穴が詰まりやすくなります。
また、睡眠不足は肌のターンオーバーの乱れに繋がるため、吹き出物ができやすくなるといわれています。
おでこの吹き出物は「腸の不調」の表れとも言われているので、腸内環境を整えることで症状が和らぐ場合もあります。
まずはセルフケアから!おでこの吹き出物の治し方
おでこに吹き出物ができたら、皮膚科で診察してもらうのが最善策です。しかし、まだ炎症を起こしていない段階であれば、セルフケアで治るケースもあります。
ここではすぐに取り組める簡単なセルフケアを紹介しているので、さっそく試してみてくださいね!
おでこに前髪が触れないようにする
おでこの吹き出物は前髪の刺激が原因となっている可能性があるので、前髪をおでこに触れさせないように注意しましょう。
おでこに吹き出物があると前髪で隠したいところですが、前髪はピンで留めたり、前髪を上げるヘアアレンジをしたりして、おでこへの刺激をなくしたいですね。
洗顔方法を見直す
吹き出物を改善するには、洗顔方法を見直す必要があります。
例えば、洗顔する時に熱いお湯で洗っていませんか?熱いお湯は肌に必要な皮脂まで洗い流してしまう恐れがあるので、ぬるま湯か水ですすぐようにしましょう。
また、おでこの皮脂が気になるからといって、1日に何度も洗顔を行うのはNGです。
熱いお湯での洗顔と同様に、必要以上の洗顔は肌に必要な皮脂まで洗い流してしまうので吹き出物のケアとしては逆効果になります。洗顔は夜に1回or朝と夜に1回ずつに留めましょう。
バランスの良い食生活
おでこの吹き出物を治すために、皮脂の原料となる脂っこい食事や、体内の糖化を進める糖分を控えた食生活を心掛けましょう。
そのうえで、肌を健やかな状態に保つビタミンC、皮脂の分泌を抑制するビタミンB2やビタミンB6などを積極的に摂取したいですね。
ここに吹き出物に効くと言われている食べ物をまとめたので、参考にしてみましょう。
ビタミンC(吹き出物の炎症を抑える)
- 赤ピーマン
- 黄ピーマン
- アセロラジュース
- ゆずの皮
- パセリ
ビタミンB2(皮脂の分泌を抑制する)
- 卵
- 乳製品
- レバー
- うなぎ
- 藻類
ビタミンB6(皮脂の分泌を抑制する・新陳代謝を促す)
- まぐろ
- かつお
- 鶏ササミ
- にんにく
ビタミンA(肌のターンオーバーを促す)
- にんじん
- ほうれん草
- カボチャ
- しその葉
- うなぎ
- レバー
ビタミンE(高い抗酸化作用を持つ)
- レバー
- うなぎ
- かつお
- 緑黄色野菜
腸内環境を整える
おでこの吹き出物は、腸内環境の乱れによって引き起こされることもあります。食物繊維や水分をしっかり摂り、腸内細菌の餌となるオリゴ糖も積極的に摂りましょう。
また、腸内環境を整えるには、納豆や味噌などの発酵食品や魚もおすすめです。洋食中心の食生活を和食中心に切り替えることで、おでこの吹き出物の改善だけでなくアンチエイジングやダイエットにも良い作用をもたらすでしょう。
おでこの吹き出物の予防法4つ
今はまだおでこの吹き出物に悩んでいない人や、おでこの吹き出物の悪化を少しでも防ぎたいという人は、今すぐできる予防法を実践してみてください。
できてしまった吹き出物を治すには時間も手間もかかるので、今のうちから予防して肌のコンディションを整えましょう!
整髪料がおでこに付かないように注意!
ワックスや洗い流さないタイプのトリートメントがおでこに付着してしまうと、皮脂と混ざった油分がおでこの毛穴に入り込み、おでこの吹き出物の原因となります。
整髪料を使用する際は付ける場所や量に気をつけて、なるべくおでこに油分が付かないようにしましょう。
生え際やこめかみまで洗い残しがないようにすすぐ
シャンプーやトリートメント、整髪料の洗い残しがあると、それが刺激となっておでこの吹き出物を引き起こす可能性があります。顔や体を洗うときは、生え際やこめかみまでしっかりすすぎましょう。
また、洗い終わった後の保湿も重要です。そのまま放置せず、丁寧なスキンケアを心掛けましょう。
寝る前に必ずメイクを落とす
疲れていると、メイクを落とさずそのまま寝てしまいたい気持ちになりますよね。しかし、メイクをしたまま寝てしまうと汚れた皮脂が毛穴を塞いでしまい、吹き出物を引き起こす可能性があります。
寝る前は必ずメイクを落とし、乾燥対策としてスキンケアを行いましょう。
十分な睡眠時間の確保
睡眠不足はホルモンバランスの乱れや、ターンオーバーのサイクルの乱れの原因になります。ターンオーバーが乱れると古い角質が肌に留まり、毛穴が詰まってしまう恐れがあります。睡眠時間を十分に確保し、質の良い睡眠をとりましょう。
まとめ
おでこの吹き出物は症状によってはセルフケアで治ることもありますが、炎症が起こっている場合は皮膚科を受診しましょう。
また、気になるからと潰してしまうと跡が残ったり、雑菌が入って化膿したりすることもあるので、吹き出物を潰すのはNGです。
まずはおでこへの刺激となる要素を取り除き、適切なケアを行ってキレイな肌を取り戻しましょう!