基本を忘れていませんか?美肌の鍵を握るスキンケアをマスターしよう

「最近肌の調子が優れない」と感じているみなさん、1度スキンケアの基本について見直してみませんか?
長年スキンケアを行っていると、どこか自己流になっていたり工程を省いていたりしがち。スキンケア自体をあまりしてこなかった方もいるでしょう。
若い頃はスキンケアを適当に行っていても肌状態は良かったかもしれません。しかし、年齢を重ねた肌はスキンケアをしなければ美肌を保つのは難しくなります。
今回は、基本のスキンケアをもう1度見直し、より美肌効果をアップさせるためのスペシャルケアも紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
基本的なスキンケアで得られるものは「うなはだけつ」
スキンケアの基本は「うなはだけつ」を兼ね備えた肌を作るために必要なものです。「うなはだけつ」は、美容業界では美肌の定義として知られています。
- う:潤い
- な:滑らか
- は:ハリ
- だ:弾力
- け:血色
- つ:ツヤ
これら「うなはだけつ」を兼ね備えている肌こそ、美肌と呼ばれるベストな状態。
スキンケアの基本を守り、毎日しっかりと行うことで美肌を手に入れられると言っても過言ではありません。中には、肌断食と言ってスキンケアを行わず美肌を目指す方法もありますが、結果「基本に戻ってスキンケアをすることにした」と戻ってくる方も多くいます。
スキンケアを行わずに長期間過ごすと、乾燥・ニキビ・しみ・しわ・くすみなどの肌トラブルを引き起こす原因になります。肌の調子が悪いと感じたら、スキンケアの基本が行えているか見直すことがポイントです。
スキンケアの基本的な方法が知りたい!
スキンケアは下記の3STEPが基本となり、どれを省いても十分なケアができているとは言えません。
STEP1.洗顔により汚れを落とす
STEP2.水分や栄養を補う
STEP3.油分で蓋をする
たったこれだけで基本的なスキンケアは完了です。それぞれの具体的な役割を見てみましょう。
STEP1.洗顔により汚れを落とす
最初に洗顔で顔の汚れを落とします。顔の汚れにはメイク汚れと皮脂汚れの2つがあり、これらを落とすにはクレンジングと洗顔の2回の工程を踏む必要があります。
メイクはクレンジングで落とすのが基本です。アイメイクなど汚れの落ちにくい箇所はゴシゴシと擦ってしまいがち。特に皮膚の薄い部分を擦ると色素沈着を引き起こす原因になるので専用のクレンザーを使用するようにしましょう。
クレンジングが済んだら、洗顔フォームで顔を洗います。洗顔フォームをたっぷり泡立てて泡で顔を包むようにして洗いましょう。これにより、クレンジングでは落とせなかった素肌に付着している皮脂汚れやほこりなどを落とすことができます。
起床後の洗顔にも、洗顔フォームを使用してください。ぬるま湯や水だけの洗顔では、寝ている間に酸化した皮脂や乳液、クリームが落としきれず汚れとして肌に残ってしまいます。これらが残っている状態で化粧水などを付けても浸透せず、乾燥やニキビ、毛穴の黒ずみなど肌トラブルを招くことに!
何かと忙しい朝ですが、美しい肌のためにも洗顔フォームを使用して、寝ている間の汚れを落とすようにしましょう。

STEP2.水分と栄養を補う
洗顔が済んだら、タオルで顔を押さえるようにして水分を取ります。その後すぐに化粧水で水分を補給しましょう。
栄養は、保湿成分や美白成分・エイジングケア成分など目的に合わせて美容液で補います。化粧水後に馴染ませると浸透しやすくなるので順番を間違えないようにしてくださいね。
ちなみに美容液は集中ケアアイテムのため、省いても基本のスキンケアから外れないので必要に応じて使用しましょう。
STEP3.油分で蓋をする
化粧水・美容液が浸透したら蒸発を防ぐために油分で蓋をします。このときに使用するのは乳液・クリームです。基本的には乳液を馴染ませれば化粧水・美容液は蒸発せず蓋の役目を果たせます。
ただ、30代以降乾燥が気になり始めると乳液だけでは物足りなさを感じるかもしれません。そんなときは、乳液ではなくクリームにする、または乳液にクリームを重ねるとより高い保湿効果を実感できます。
基本のスキンケアにプラスするなら何がいい?
基本のスキンケア3STEPにスペシャルケアをプラスすると、より肌状態の健康が保たれます。気になる方はぜひ日頃のスキンケアに取り入れてくださいね。
今回は、簡単に実践できる王道のスペシャルケアをご紹介します。
ホットタオル
ホットタオルは、エステサロンなどで使用されているスチーマーと同じような働きをしてくれます。また、エステサロンでもホットタオルは美容効果を手軽に高める必須アイテムとして認識されています。ホットタオルによる美容効果は下記の通り。
- 毛穴の汚れや角栓を落としやすくする
- 血行が良くなりターンオーバーを促進させる
- 美容成分が浸透しやすくなる
- 肌の水分量と皮脂量のバランスを良くする
どれも美肌を手に入れるためには必須の項目と言っていいかもしれません。
ホットタオルは、水で濡らしたタオルをラップに包み電子レンジ(500Wもしくは600W)で30秒~1分程度温め少し冷ましてから顎から頬、おでこと顔全体が隠れるように乗せます。呼吸ができるように鼻の穴は避けましょう。
ホットタオルを乗せるタイミングは、クレンジング・洗顔が終わった後、もしくは美容液を馴染ませた後です。寝不足の翌朝、メイク前にホットタオルを乗せるのもおすすめ。血行が良くなり顔色が良くなります。タオルが冷めるまでの30秒~1分程度顔に乗せておきましょう。
週1~2回程度実践するのがおすすめです。
ピーリング
古い角質を落とすピーリングも取り入れましょう。ピーリングは洗顔後に行い、終わったらすぐに化粧水と乳液で保湿をします。古い角質を取り除くピーリングによって得られる美容効果は下記のものが挙げられます。
- 化粧水の浸透力を高める
- 手触りの良い肌へと導く
- 顔色をワントーン明るくする
- 毛穴の黒ずみや角栓を改善へと導く
角質は、年齢を重ねると自然と剥がれ落ちにくくなるのでゴワゴワと厚く蓄積されがちです。化粧水の浸透力が低下したり、毛穴に汚れや角栓が詰まったりと、肌トラブルを引き起こす原因になるのでピーリングが効果的です。
ピーリングは、週に1~2回程度がベスト。やりすぎると肌荒れや乾燥の原因になってしまうので、肌状態を見て調整してくださいね。

ローションパック
ローションパックは、化粧水を顔に馴染ませた後に行います。化粧水をヒタヒタになるくらい含ませた1枚のコットンを3枚に薄く割いたもの、もしくは市販のシートパックを顔に乗せてパックします。放置時間は10分以内を目安にして、コットンが乾く前に剥がしましょう。
化粧水によるローションパックは毎日行っても問題ありませんが、美容液パックは週1回程度のスペシャルケアに留めてください。栄養を与えすぎても肌荒れする原因になる場合があるので注意しましょう。
非常に保湿力が高いので、日頃のケアにもぜひ取り入れみてください。
基礎化粧品はどのように選ぶのがベスト?
基礎化粧品は、肌質に合わせて選ぶとより効果的なスキンケア効果を得られます。
肌質は大きく分けると、普通肌・脂性肌・乾燥肌・敏感肌・混合肌の5つです。自己判断が難しい場合は、デパートのコスメカウンターなどに行くとスタッフが肌質を見てくれるので、気軽に相談してみましょう。
脂性肌だと思っていたら実は肌内部の水分量が足りないインナードライ肌だった、などということも多々あります。年齢を重ねると若い頃と肌質が変わることもあるので、何年も同じ基礎化粧品を使用していて肌質が改善しない場合、専門家に聞いてみるのもいいでしょう。
トライアルセットから始めてみよう
基礎化粧品は、肌に付けてみないと相性が分かりません。トライアルセットから始めてみるのがおすすめです。肌の変化は1~3カ月程度はかかると言われていますから、数回分から1カ月以上使用できるようなトライアルセットを選んでじっくりと使ってみてください。

まとめ
スキンケアの基本は、肌を清潔にして保湿を行うことが1番大切です。10代、20代はスキンケアを適当に済ませていても肌状態が悪化しなかったかもしれません。しかし、確実に肌は老化をしているのでお手入れをしてあげなければどんどん衰えてしまいます。洗顔、水分を補う、蓋をするという3STEPは必ず守るようにしましょう。
美肌の定義である「うなはだけつ」を目標に、基本のスキンケアを習慣にしてくださいね。